そろそろ忘年会シーズンですね。
当社で運用しているノミトモという飲み友達を作るマッチングサービスがあるのですが、このシーズンは毎年盛り上がりを見せ始めてきます。
ノミトモは当社の運用しているサービスの中でももっとも収益の上がっているサービスなので、いつも会社の紹介をする際には当社の一押しの運用サービスとして紹介させていただいております。
このノミトモというサービス、ちょっと口の悪い方に言わせると「出会い系サイトって儲かりますもんね。」なんてこともポロッと言われたりもします。
当社としては出会い系サイトを運用しているという自覚はなく、あくまでも飲み会をきっかけに男女の出会い以外にも異業種交流、女子会など含めて純粋に飲み友達を増やして欲しいというコンセプトで日々改良と運用をしております。出会い系サイトと言われれば「マッチングサービス」と返します。
もちろん出会い系サイトもニーズがあるものですし、きちんと目的を持って運営されているものですので、出会い系サイトが悪いなどというつもりはまったくありません。
ただコンセプトは違うと主張したいと思うわけです。
ただ、考えようによってはそのサービスの中で男女の繋がりが出来る可能性もありますので、出会い系と言われてもしょうがない部分もあります。
では、「出会い系ではないっていうのはどういう根拠で出会い系ではないと言っているのか?」と昏々と問い詰められると頭が真っ白になりそうなので、ここらで出会い系サイトの定義について自分なりに考えてみました。
男女の繋がりが生まれるという意味ではSNSも同様ですし、最近ではLINEなども含めて出会いという目的で利用しようと思えばいくらでも可能なサービスやツールは溢れています。
では出会い系サイトとは何でしょうか?何を持ってして出会い系なのでしょうか?
一般に出会い系サイトと言われるものと、それ以外に出会いを提供するサービスの特徴をもとに、その違いを考察してみます。
オーソドックスな出会い系サイトの特徴
出会い系という括りは運用している側にとってみると、非常にデリケートな問題ですので、具体的なサービスは挙げませんが、一般的に男女の出会いを目的としている典型的な出会い系サイトの特徴を挙げてみます。1. 目的が明らかに男女間を繋げるものである。
2. あくまで実際に会うことが最終目的。
3. 課金が男性のみ。
4. メールなどのコミュニケーションに対してポイント制で課金を行う。
(あっという間にポイントがなくなる。)
5. サクラがいる。(一概には言えませんが、そういうサイトもあるそうですね。)
6. アダルトショップでポイントを購入できる。
個人的に感じたのはこういったところだと思います。
何より明確なのは男女の出会い(付き合い)という目的が明確なことだと思います。
婚活サイトの特徴
出会いという意味ですと今流行の婚活サイトなども同様の部類のサービスになるかと思います。では、出会い系サイトと婚活サイトの違いはなんでしょうか。まずは特徴を挙げてみます。
1. サービスの目的が結婚と明確である。
2. 婚活サイトの多くは身元証明、審査やマッチングを運営側が行っている。
3. 料金が月額固定。
4. 結婚を前提としているので年収や仕事などプロフィールが細かい。
5. コンサルタントなどリアルなサポートも行っている。
出会いが目的であることには変わらないと思うのですが、結婚という人生では割と重要なことを目的としたサイトなので、運用側でもきちんとユーザーの確認をしているのが特徴的です。
また、コンサルタントのアドバイスなど実際に色々相談できたりサポートも充実しています。
Yahoo!japanお見合い
ブライダルネット
オーネット
ソーシャルミーティングサイトの特徴
ソーシャルミーティングっていう言葉がそもそもあるのか分かりませんが、言葉が思い浮かばないので仮にこう呼びます。最近流行っている以下のようなサービスのことです。
ソーシャルランチ
コーヒーミーティング
スピードランチ
特徴について挙げてみます。
1. サービスの目的がビジネスや人脈形成である。
2. サービスのポリシーが明確なので、ユーザー層が男女間の出会いという目的以外の方が多い。
3. 基本的には無料の範囲で使える。
目的が男女間の出会いというより同性同士でも、人脈を広げたいという目的がはっきりしています。
職業をキーとしているのも特徴的で、あくまでも異性間というよりは人と人との繋がりにコンセプトを置いているのが端からみていても分かりやすいのが特徴的です。
ですので男女間の出会いを求めている人もあまり入ってこないように思います。
ソーシャルネットワークの特徴
いわずと知れたtwitterやFACEBOOK、mixiなどです。出会いといえばFACEBOOKやtwitterなどで知り合ったという話も身近で聞きますので、そういう意味では出会い系サイトとして十分に利用出来るのかも知れません。
ただ、目的が若干異なっていてSNSはサービス内で完結しているというところでしょうか。
少なくともリアルで会う、という行為はサービス側では意図していないのが明確です。
使いようによっては出会えるのかもしれませんが、ビジネス情報の共有や自己PRなど様々な活用方法があります。
デザインの特徴
出会い系サイトは若い10代~20代の若い女性をターゲットにしているせいか、ギャル系雑誌のようなきらびやかにデザインが多いように思います。それに反して婚活サイトもミーティング系のサイトも清潔感や安心感などを表現しているものが多く、俗にいう出会い系サイトとはちょっと異なります。
これは運用側の求めているターゲットや目的が完全に異なりますから当然です。
ただ、ソーシャルミーティングにしても婚活にしても一部を除いて女性をイメージに起用しています。
それは運用側の、まず女性に集まって欲しいという目的に他ならないと思います。
実際に女性が集まるところには少なからず男性も集まる傾向にあります。
出会い系であるないに関わらず、これは動物として抗えない部分ですね。 そこはどのサイトも一応意識はしているように思います。
まとめ
まとめてみるとどういったサービスであっても男女間の出会いの場として利用することは可能だと思うので、そういう意味では出会い系という括りで捕らえる方もいらっしゃるのは分かります。ただ、婚活やソーシャルミーティング系のサービスはサイトの目的が明確であり、集まっているユーザーもそれ相応の方が多く集まっています。
そういう意味で運用側がコンセプトきちんと持ってきちんと運用されているのが特徴であると思います。
もちろん出会い系サイトも男女間の出会いという目的を持って運用されているのでどちらが良いとか悪いということではありません。
これは運用側の視点であるので、そうはいってもそうではないだろ、と思われるかも知れません。
しかし、男女間の出会いを運用側が促しているか、という部分は大きな違いになるのではないかと思います。
では、ノミトモは?
サシ飲み、合コンなどのジャンルでも飲み会募集を投稿できますので、男女間との繋がりを求めている方、実際に出会いがあった方もいらっしゃると思いますので、そういう意味では出会いサイトという認識されてもおかしくはありません。
ただ、運用コンセプトはあくまでも飲み会をきっかけにした飲み友達のマッチングを目的としており、現在のユーザーさんは男女関係なく飲まれている方、飲みを目的とした方で成り立っています。ですので、出会い系サイトではなく、やはりあくまでもマッチングサービスであるという位置付けでいきたいと思います。
まあ、ユーザーさんが気持ちよく使ってくれれば呼び方は何でも良いのですがね。