企業でWebサービスを作るうえでの進め方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ツꀀツꀀツꀀ

先日、社内で新しいWebサービスを企画するということで、ここ最近ミーティングをしていてWebサービスの企画開発の進め方について考えたことを書いてみます。ツꀀツꀀ

株式会社8bitはWebサービスをやりたくてつくった会社なので、Webサービスを今後も作っていくにあたって、すごく考えるところがあります。

Webサービスを社内で作るとき個人でやるわけではないので、人を動かす以上人件費もかかりますし、広告宣伝などの費用に対して費用対効果も考えなければなりません。ツꀀツꀀ

企画するうえで「これは流行るのか?」「利益がでるのか?」といったことを検討しないといけませんが、いくら市場調査をしても、そんなものはやってみるまでわからない部分もあります。まだ誰も世の中に出していないようなものであればなおさらです。ツꀀツꀀ

でもそれでは会社の企画として成り立ちませんので、始める前によーーく打ち合わせをします。ツꀀツꀀ

打ち合わせをしていく毎に色々アイデアはあがっていくのですが、「これで面白いの?」「これっていけそう?」と最終的な開発に入る前の決定はかなりシビアです。ツꀀツꀀ

そうすると、誰かが「いける!」と言わない限り、全然前に進んでいかずにいたずらにミーティングの時間だけが過ぎていきます。
(これは絶対流行るんです!なんてなかなか言えるもんではありません。)

そこで、Webサービスの立ち上げの方法について自分の中で考える2パターンを考えてみました。
企画しているサービスの規模やジャンルによって使い分けていくとスムーズに進む場合もあるかと思います。ツꀀツꀀ

1. じっくりと市場調査を行い、練って作り上げる。

マーケティングなどじっくりと調査と市場調査を行い、練り上げてからフルスペック状態でサービスを開始する方法です。
大規模なサービスを作る場合、これが一般的ではないかと思います。


  1. 競合や市場調査。
    まずは競合がないかじっくりと調査し、ターゲットユーザーのニーズなど市場調査を行います。
  2. 実際の企画草案に基づくアンケート調査。
    1でニーズがあり、競合になりそうなサービスがない場合は、実際に企画の草案をもとにソーシャルメディアなどを使ってアンケート調査を行います。(アンケートするかどうかは企業にも依ると思いますが。。)
  3. アンケートや市場調査などデータに基づく企画進行の判断。
    1と2の情報によってこのサービス開発をやるかどうかの判断を行います。
  4. 開発
    3でやることになったら作ります。

調査やデータによる理由付けなき企画に企業がOKを出す訳もなく、費用対効果など見据えたうえで企画を進めていくべきでしょう。

ですが。。。
一攫千金狙ってどこの企業も競ってWebサービスをリリースしていく中、こういうやり方もあるとは思うのです。


2. とにかくリリースしてユーザーの動向を探る。

開発手法はいわゆるアジャイル開発というものになるのでしょうか?
企画したWebサービスのメイン機能のみを実装して、とにかくユーザーに使ってもらい追加機能やもっとこうしたら面白いという改善案を盛り込んでサービスを育てていく方法です。サービスの規模によってはこの方法かと思います。ツꀀツꀀ


  1. 競合や市場調査。
    まずは競合がないかじっくりと調査し、ターゲットユーザーのニーズなど市場調査を行います。
  2. プレリリース用に開発を開始。
    1でニーズがあり、競合になりそうなサービスがない場合は、まずは主要な機能のみ洗い出してサービスのプロトタイプを作ってしまいます。
  3. アクセス数や利用者数を検証。
    実際にリリースしてアクセス数や利用状況を把握し、可能性がありそうなサービスなのか判断します。
  4. 当初予定していたフルスペック機能へ移行
    リリース後の動向により、育てていく価値がありそうなサービスだった場合、企画段階で予定していた、アイデアにあった機能を徐々に組み込んでリリースしていきます。

この方法は、まずプロトタイプをリリースして使ってみてもらうというやり方です。

7割の完成度でアップなんていってWebサービスでは一時期流行っていたように思います。

はっきりいって開発をした後に判断するというリスクは大きいです。

ですが時間をかけてつくったサービスが全然人気なかった場合のことを考えると、リスクは小さいようにも感じます。
他社に先を越されないというメリットもあります。

ツꀀ個人的には、2のとにかくリリースしていくというやり方が良いようには思います。

(とにかくすぐにリリースしたい性格なので、良いというか好きなやり方かもしれません。)ツꀀツꀀ

面白いかニーズがあるかは蓋を開けてみないとなんとも言えないので、まずはリリースして口コミやアンケートによる評価をしていただき、サービスの動きを見つつ、育てていく方法が良いのかなあ、と。ツꀀツꀀ。。

ただ、そもそもが大規模なサービスであったり、企業でやる場合は利益や費用対効果を検討する必要があるので、1のパターンになる場合は多いと思います。ツꀀツꀀ

今までTwitterと連動したサービスやら色々つくってきて、未だに話題性だけでなく着実に利用していただけているサービスもあるわけで、量産してニーズがあったサービスを育てていくというスタンスもありなのかなあと迷います。

確かにつくるのが好きな人間にとってはどんどん作りたいのですが、マネタイズが全くできていないサービスを沢山つくりあげても会社としては問題なので、ここ最近のジレンマであります。

執筆者:高本

株式会社8bit 取締役の高本です。 社内のWebサービス企画、プログラミングや、売上・請求管理にいたるまで幅広く担当しております。

関連記事

マークアップ

コーポレートサイトのアクセシビリティ、どこまで対応すべき?

コーポレートサイトにおける。 重要だと分かっていても、コーポレートサイトにどこまで反映すべきかは悩みどころではないですか? 今回は、現実的に取り組みやすい部分と、対応が難しい部分を整理してご紹介します。 一概にこれが正解、というわけではありませんが、悩んでいる方の参考になればと思います。 目次1 コーポレートサイトでの達成基準は?2 比較的対応しやすい部分2.1 画像に代替テキストを設定する2.2 見出し構造の整理(h1~h6の適切な使用)をする2.3 色や形だけに依存しない […]

Webサイト制作

はじめてのShraePoint 実践的活用事例3選【業務効率化・DX】

目次1 SharePointとは?1.1 高い機密性が特長2 SharePointの活用法2.1 1.社内マニュアルや手順書を整備する2.2 2.営業資料や契約書の保管と共有に活用する2.3 3.情報の回覧やアンケート、意見収集の場として活用3 SharePointで作成したポータルサイト4 まとめ5 8bit公式 YouTube Channelのご紹介 SharePointとは? SharePointはMicrosoftが提供する情報共有サービスです。WordやExcel、 […]

Webデザイン

【Premiere Pro】動画素材の音声を自動で文字起こしする方法

Premiere Proの機能を使って、動画素材の音声を自動で文字起こししてみましょう。起こしたテキストは、発話タイミングに合わせて字幕として表示することもできます。とても簡単にできるので、ぜひ試してみてください。 目次1 自動文字起こし機能の使い方1.1 1.テキストパネルから文字起こしを行う1.2 2.文字スタイルの変更2 8bit公式 YouTube Channelのご紹介 自動文字起こし機能の使い方 1.テキストパネルから文字起こしを行う 音声データを含んだ動画をタイ […]

株式会社8bit (エイトビット)

東京都目黒区でWebサイト制作、Webシステム開発などを行っております。
コーポレートサイトやWebサービスの企画・提案を得意としており、自社での経験を元にアイデアをカタチにするお手伝いをさせていただいております。

Web制作に関するご相談はお気軽にどうぞ

弊社に制作をご依頼いただく際の費用感をご確認いただける、
見積りシミュレーションをご用意いたしました。