無報酬の制作の意味について考えてみました。

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もうほとぼりが冷めた感じはしますが、先日ネット上でデザインなどの制作の報酬について色々と議論がなされているのを見ました。

確かに制作を生業にしている人間にとって良いモノを作ることもそうですが、報酬というのは非常に大事な部分です。

このブログでも制作料金や契約などについて度々触れてきましたが、今回はお金という報酬にならない作業について考えてみました。
よく考えてみると、制作のスキルアップや実績を作る過程では、お金という報酬のない、むしろマイナスになる制作というのは必要不可欠だったりします。

僕らが制作をするとき、単純にお金以外の報酬というものもありますので、今一度制作における「作る意味」を考えてみました。

ここで挙げることは、それが良いのか悪いのかということではないのでご容赦ください。

自社の実績、PRのためにとにかく作る

たとえば当社ではtwitterAPIを使ったサービスを多くリリースしていた時期があります。
これは誰から依頼されていたわけでもなく、設立当初自発的に作り続けていました。

というのは、設立した当初は実績もありませんし、ただオフィシャルサイトを立ち上げただけではクライアントはやってきません。
営業が得意な方、営業マンがいる会社であれば別ですが、当社のように営業がいない会社は、作ることでしかPRできません。

サービスを作ったことによっていくらの報酬になったかというとマイナスかも知れませんが、サービスを見て同じようなものを制作したいというクライアントもいらっしゃいました。 実際にサービスを作ってその後、別の仕事につながることもあります。

作ったことはきっかけで広がることはたくさんあります。

直接的な報酬につながらなくても、話題になるようなサービスを作れば、「あのサービスの会社ですか?」と名刺代わりになることだってあります。
もちろんすべてそんな乗りで作っていたら企業として成り立ちませんが、自社ができることのPRは自社で作っていくしかないのかな、と思います。

スタッフのスキルアップのために作る

自社で自発的に作るサービスはスタッフのスキルアップにもなります。
個人的には、受託案件の中でもスキルアップは出来ると思っています。

ですが、新しいことは実績を作らないとなかなか受託としてお願いしてもらえません。
たとえばiPhoneアプリにしても作ったものがないのに、「できますよ!」という声だけに依頼していただけることはまずないと思います。

よくスキルアップのために土日も勉強することが望ましいということをおっしゃる方もいますが、なかなかそんな人のほうが少ないと思います。
休みはきちんとリセットして休みたいですよね。

ですので、スタッフにスキルアップしてほしいという部分も兼ねて、敢えて自社で自発的に作業するということも必要なのかと思います。

コンペの参加なども同様です。
もちろん参加するからには案件を勝ち取るつもりで挑むべきですが、良くても悪くても参加することで得られることはあると思います。

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作業をお願いされる際に「無報酬で」と言われると確かにカチンときますね。
それは制作者ならそうです。

でも、依頼された作業はクライアントがいて、クライアントのために制作します。
そこに個性が求められることもあればそうでもない場合もあります。

一連の制作に対しての報酬云々を読んで、本当に自分たちが良いモノを作れる、表現できるということは自発的なモノづくりでしか表明できないのかな、なんてことを考えていました。報酬が出なくても、それが企業やクリエイターの良いPRになれば広告費として考えたとき、広告出稿するより効果が出たりする場合もあるのではないかな、と思います。

報酬のある仕事だけで実績を積み重ねていければそれに越したことはありません。
物は考えようですね。

とはいえ、利益を生まない作業ばかりやっていたら、企業であればたちまち成り立たなくなりますので、今やるべきか?やることによる意味をよく考える必要はあると思います。

匙加減がなかなかに難しい。

株式会社8bit (エイトビット)

東京都目黒区でWebサイト制作、Webシステム開発などを行っております。
コーポレートサイトやWebサービスの企画・提案を得意としており、自社での経験を元にアイデアをカタチにするお手伝いをさせていただいております。

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執筆者: 高本

株式会社8bit 取締役の高本です。 社内のWebサービス企画、プログラミングや、売上・請求管理にいたるまで幅広く担当しております。