Webデザインを提出してお客さんによく指摘を受ける基本的なこと。

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こんにちは。株式会社8bitの高本です。

よくWebデザインをクライアントに提出すると、現場レベル(制作会社や代理店)ではOKだったものがお客さん(エンドクライアント)にとってはNGだったりします。

「ええ!そんなことしたらせっかくのデザインが台無しになっちゃう!」
という経験を持つデザイナーさんも少なくないのではないでしょうか?

ですが、デザインが分かっていない!ありえない!とばっさり切らないで考えてみることも大切です。

実際に利用する人のほとんどはデザインが分かる人(デザイナー?)ではないので、その方々のご意見を受け入れて満足されるものをつくるのもプロだと思います。

お客さんに指摘をされる部分は読みやすさ、見やすさなど、いたってシンプルな部分だったします。

(大抵のお客さんは最初のイメージをそぐわないものでなければ、デザインテイストがどうとか、ここのマージンをもう数ピクセル開けるとか、デザインに関して細かい指定はあまりありません。)

デザイナーさんは全体的なテイストや色調を考慮してデザインしていくと思うのですが、実際にそのWebサイトを使う側になった時に気が付く点もあります。

自分で作っていて良く分からなくなってきた時は、デザインを提出する前にエンジニアなど異なる担当者に意見を聞いてみるのも良いかと思います。


<<文字が小さくて読めない。>>

たとえばご年配の方だと12pxくらいの大きさのフォントサイズだと、まず良く読めない!とおっしゃられます。

ブラウザで文字の調整はできるのですが、そこまでブラウザの機能使いこなしていない方も多いのです。
(大抵の方はブラウザのメニューは触りません。せいぜいお気に入りくらいではないでしょうか?)


<<文字が薄くて読めない。>>

シンプルでクールなデザインによくあるのですが、文字の色を薄くしすぎると、これもまた読めないと言われます。

文字をデザイン素材の一部としてとらえてしまっていると、実際に文章を読もうとした人にとっては読みにくくなってしまうことはよくあります。


<<ボタンがボタンって分かりにくい。(クリックできるのかどうかわかりにくい)>>

これも結構指摘されます。
あっさりしたテイストのボタンだとそれをクリックするものなのか判別が付かない。

PCのボタンはどれも立体的で、それがクリックできるものという認識を持っている方が多いと思います。
家電などでも突起のあるものはボタンだと分かるのですが、ペッタリしているとそれが押せるのかどうか認識しにくい時があると思います。


<<コーディングした後に、「なんか雰囲気が違う。。」>>


MACでデザインした際に、そのまま静止画で見せて確認をして、コーディングしたものを見せるとよくあります。
お客さんがWindowsのPCで見るとテキスト化した部分はフォントが違うので、全然異なる雰囲気になる時があります。

見せてもらったデザインにOKを出したので、フォントが変わってしまうなんて聞いていない!ということが稀に起こります。
もちろんこの場合ちゃんと説明していないのがいけないですね。

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かなり基本なことですが、良いデザインを作ろうとしてデザインしたものでも、どうしてもお客さんの感覚の差異は出てきてしまうものです。

お客さんの意見も聞き入れて、かつ自分の納得いくデザインを仕上げるのはすごく大変だと思います。

デザインって難しいですね。

執筆者:高本

株式会社8bit 取締役の高本です。 社内のWebサービス企画、プログラミングや、売上・請求管理にいたるまで幅広く担当しております。

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