最近は企業サイトやブランドサイトでもWordPress(以下WP)でのサイト構築が増えてきました。
弊社でもWPでのサイト構築やリニューアルなどが増えてきており、今後も需要が増えてくると思います。
また、今使っているWPのサイトをアプリ化したい(WebViewなどで)という事もあるかと思うので、その場合、比較的簡単にプッシュ通知を実装できるプラグイン(と通知を行うAPI)を作ってみました。
どんな構成
WPがPHPで動くので、開発言語はPHPとなります。今回はプッシュ通知の登録管理をWP上で行いたいのでプラグインとして使います。
また、実際にプッシュ通知を行うのはプラグイン上ではなく、別途作成するAPIから通知するため(理由は後述)、構成としてはWPのプラグイン+独自APIという構成となります。
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┬ /wordpress/plugins / (プッシュ通知管理プラグイン) ├ /api/ (プッシュ通知API) |
ちなみになぜプッシュ通知処理をWordPressで行わなかったかというと、
- WordPress上ではデフォルトでREST API形式が使えない
- cron設定が行えない(wp-cronはサイトアクセスしたときに動くため)
プラグインはどんな機能?
プラグイン上でプッシュ通知の管理を行うのですが、こちらで「いつ」「どんな内容を」送るのか設定できます。即時通知にチェックを入れると即時で通知、予定日時(15分刻み)を設定するとその時刻になると一斉にプッシュ通知を送ります。
今回のバージョンではiOS、Androidのセグメントを行っていませんが、データ上は行えるようになっています。
APIはどんな機能?
プラグインの役割は大きく分けて2つあります。- アプリからプッシュ通知登録/解除
- プラグインからのプッシュ通知配信 / cronによるスケジュール配信
他に必要な情報は?
PUSH通知を実装するに当たりFirebase Cloud Messaging(以下FCM)を使っていますので、Firebaseのアカウントが必要です。その他、iOSアプリで実装するため、APNsの証明書と暗号化キーが必要となります。
このあたりは実際にプッシュ通知を実装する際に必要な情報ですので、既にプッシュ通知を使っている場合はお手元にあるかと思います。
あとは通知を受信するアプリとなります。
アプリに必要な機能としては「通知の登録/解除(REST APIで通信)」と通知処理となります。
詳しいことは・・・
今回は割と技術的な部分から説明しましたが「ちょっと興味がある」という方は弊社の方で資料を作成しておりますので、こちらをご覧ください。(無料です)資料ダウンロード