Photoshop 2024(ver.25)から本格的にAIによる生成機能が追加されました。
今回はどんなことができるか、基本的なものをご紹介していきます。
対象のものを削除したい

Photoshop 2024(ver.25)で生成塗りつぶしに使いたい画像を開きましょう。
画像を開いたら、削除をしたいものを選択ツールを使用して範囲選択します。

(コンテキストタスクバーが表示されない場合は『ウィンドウ > コンテキストタスクバー』を確認してください)

ここではAIに対して画像をどうするか指示を入力するのですが、今回は削除のアクションをしたいため何も入力せず、『生成』をクリックします。
すると少しの間処理が走り…

背景もAIの方で想定して作成してくれています。とても優秀ですね。

カンバスを広げて、画像を拡張する

写真を使用する際に画像の横幅が足りない…ということはデザイン等をしているとぶち当たることも割とあるのではないでしょうか。
そんな時にかなり便利な機能です。




また少しの間待つと…



要素をほかのものに置き換える



今回は「大きな満開の桜の木」にしてみました。
これで『生成』をしてみると…

木というおおまかな区切りでは同じですが、きれいに花が咲いた状態のものをきちんと風景になじませて生成してくれています。
元々存在しない要素を付け足す

先ほどの桜の木に対して、花見をする人々を付け足してみたいと思います。
桜の木のレイヤーは、一旦元画像と統合した状態にします。

「花見をする人々」と入力してみました。これで生成してみます。

元々の木の画像とも比べてみるとかなり変わりましたね。

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今回はPhotoshopの『生成塗りつぶし』についてご紹介しました。
2023年12月現在は正直人物のアップや日本的な画像がちょっと苦手だったりまだ少し弱い部分もあるなとは思うのですが、今後の発展が楽しみです。
何よりPhotoshopの生成AIは商用目的で使用できるので、うまく使えれば作業効率がUPしそうです。