先週の青山さんの記事で紹介されたAkinato。
何度か遊んでみたのですが、これがなかなか面白い。
結構な確立で頭の中でイメージした人物・キャラクターを的中していく。
ここまで当てられると、どんな仕組みで動いているのかが気になってきますね。
という訳で調べてみた。
Akinatoの基本的な仕組みは以下の通り。
- ●基本的に、Akinatorは「過去にこの人と同じ解答をしたユーザー」という情報を使っている。同じキャラクターを思い浮かべている人同士は、基本的に同じ解答を行うからだ(もちろん、解答が完全に一致するケースは少ないので「似た解答をしたユーザー」)
- ●「その質問を出した結果として、正しいキャラを言い当てられたとすれば、その質問は役に立つ」ということになる。従って、そのような質問を優先的に出していけば良い(「question deleted」は「役に立たない」と見なされ凍結された質問項目だ)
- ●Akinatorが知らないキャラクターを思い浮かべるユーザーがいた場合、当然Akinatorはそのキャラクターを言い当てることができない。しかしそのユーザーの解答を覚えておくことで、次回以降は同じ答えをしたユーザーに対して「あのキャラクターだろ」と言い当てる事ができる
- ●つまり、Akinatorは元々独自のキャラクターデータベースを持ってはいない。「誰かが思い浮かべたキャラクター」を覚えておき、Googleイメージ検索を用いて画像を引っ張っている。「データベース」は、Akinatorを利用するユーザーの手によって育てられているのだ
(教えてくん.net/ランプの精がWeb2.0に貴方の好きなキャラを当てるAkinator から抜粋)
Akinatorの仕組みについて推察しているサイトはいくつかあったが、大体同じような推察をしている。ほ~ぅ、本当なの?実証してみよう。
片手間に実験してみた。
- ●実験方法
- 人物を思い浮かべて、質問に回答し、人物を言い当ててもらう。
- 同じ人物で同じ事を5回繰り返し、質問された内容をメモする。
(画像をクリックすると大きい画像が表示されます)
思い浮かべた自分物は完全に趣味。
重複している質問が多いのは「過去にこの人と同じ解答をしたユーザー」を元に質問を出しているからである。
質問の内容も結構パターン化されている。
1問目は『性別』、2問目に『実在・非実在人物』、3問目に『職業』について必ず聞いてきている。
思い浮かべた人物・キャラクターが人間ならば、必ず当てはまる項目である。
思い描いた対象の職業が『歌手』の場合、高確率で『紅白歌合戦に出演したことがある?』という質問が出てくる。
この質問は『歌手』にとって重要なファクターである。この選択肢によって、答えの選択肢がぐっと狭まる。
これで女性歌手の紅白出場者に関係する質問を繰り返していけば、おのずと『水樹奈々』という人物・キャラクターがでてる。
Akinatoは抽象的な質問を繰り返し行う事によって、目的の情報を引き出してい事がよくわかる。
抽象的な情報を並べて、目的の情報を引き出すことは検索サイトで目的のサイトを見つける事と同じことである
たとえば、グーグルで検索する際に
ウィルス .exe 消したい
といった感じで検索する場合があるが、このキーワードが抽象的な情報ある。
検索サイトとAkinatoの特異点は情報の収集方法だろう。