無音カメラが国内ではリリースできなかったお話

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みなさん、無音カメラ(Silent Camera)で撮影してますか?
いきなりグレーゾーンの発言ぽくなりましたが、App StoreもGoogle Playにも無音カメラは割とたくさんリリースされています。
そこで弊社でもその波(!?)に乗り、無音カメラのリリースを検討しました。

実際どうなった?

結果から言うと、リリースはできませんでした。
理由としてはAppleからのリジェクトされたからなのですが、リジェクト理由は色々と考えさせられたので今回は記事にまとめます。

リジェクト理由1 スパイウェアの扱いになった

AppleのApp Store Reviewガイドラインには色々な決まりがあり、リリースされるアプリは基本的にはすべてこのガイドラインに則った上でリリースが許されます。

今回指摘された2.5.14は以下のようになっています。

2.5.14 Appで、録音や録画、ログの記録、またはその他の方法でユーザーのアクティビティを記録する場合は、ユーザーの同意を明示的に確認し、記録中であることが視覚および/または音声でわかるようにする必要があります。これにはデバイスのカメラ、マイク、画面収録機能、またはその他のユーザー入力ツールの使用が含まれます。

どういうことかというと画像や動画、ファイルの保存などを行う場合は記録を行う際に何らかのアクションをアプリ上で起こし(アラートや音声など)、ユーザーに気づかせないとダメという事です。

カメラアプリは基本的にシャッター音を鳴らすことで撮影保存することをアピールしているので、そのシャッター音を無くすのはスパイウェアじゃないかという事は理解できます。

そこでシャッター音の代わりにアプリ内でアラートを表示などを行えばいいんじゃないかと思い、出し直すと、またリジェクトをされました。

その時の指摘を抜粋すると

Silence camera concept is not appropriate under Japanese law.

日本語に訳すと「そもそも無音カメラって日本の法律じゃダメだよね」と言うことでした。

色々調べると迷惑防止条例に抵触する可能性があり、それはアプリ開発者やappleが訴えられる可能性があるため、リリースをできないのではという事かなと思いました。

「じゃあ他の無音カメラはどうしてリリースできたの?」となりますよね。
そこで色々とストア情報を調べたのですが、どうやら海外のデベロッパーが作成・リリースしているようです。
確かに迷惑防止条例は日本の法律であり、海外には無音カメラを規制するものがないため、海外ではリリースが可能となり、日本語訳すれば日本でもリリースが可能となるようです。(それはそれでいいんだろうか…)

ちなみにGoogle Playでは?

比較的緩いと言われるGoogle Playではどうかというと、やはり同じような形で戻されてました。
こちらは「ストーカーウェア」と言われてますが、同じような指摘です。
いずれにせよ納得ですね。

終わりに

スマホアプリをリリースする際にはこのあたりの法律・条例などをきちんと調べた上で設計しないと、英語で色々とやりとりする必要が発生します。
国内ではOKだけど海外ではダメとか広告掲載の時点でダメになるなど、細かな部分を意識して作っていきましょう

あと「よそ(のアプリ)がOKだからいけるだろう」というのは何の担保にもならないことがあるので、ガイドラインをしっかりと読んでみましょう。
基本的にレビュー結果はポリシー以上のことは返ってこないので、個別に英語で問い合わせるか、しっかり読んでいくかのどちらかになると思います。

参考

執筆者:松本[ エンジニア ]

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