【PremierePro】Ultraキーを使って動画の背景を透明に切り抜く

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Premiere ProのUltraキーエフェクトを使用すると、動画の一部を透明にすることができます。
イメージ的には、テレビの天気予報でキャスターと定点カメラの映像を合成して表示するといったような状況で使用できます。最近では、実況動画などでも似た手法がよく見受けられますね。

Ultraキーの特徴

Ultraキーは、動画の背景を透明にすることができます。
実際には特定色を指定して透明にするため、動画自体はグリーンバックで撮影する必要があります。

▼動画の緑色を指定して透明にして…



▼空の動画と合成しました。



Ultraキーの使い方

実際にやってみましょう。
まず、プロジェクトを開いてタイムラインに動画を2本配置します。透明にする動画が上になるようにしてください。




切り抜きたい動画をタイムライン上で選択して、エフェクトコントロールパネルを開きます。




この状態でエフェクトパネルから、エフェクトコントロールパネルに「Ultraキー」をドラッグドロップすればエフェクトが適用されます。
[エフェクト]>[ビデオエフェクト]>[キーイング]>[Ultraキー]



エフェクトを調整しましょう。Ultraキーの、キーカラーをクリックして、スポイトで透明にしたい色をクリックします。



動画の切り抜きが完了しました。
綺麗に撮影できていれば、これだけで綺麗に動画の色を抜くことができます。
もし素材に明暗差があって調整が必要なようであれば、出力をアルファチャンネルに変更して、「マットの生成」から、シャドウ・ハイライトの値を調整すれば綺麗に色を抜くことができます。
色の選択が終わったら、アルファチャンネルからコンポジットに戻してください。




以上で完成です。

YoutubeChannelのご紹介

同様の内容を、動画でご覧になれます。

https://youtu.be/5AbSNkItK_s



執筆者:森島[ WEBデザイナー ]

8bit デザイナーです。 デザイン・マークアップ・映像制作など幅広く担当しています。

関連記事

プログラミング

SharePointではできないこと 4選

「これってSharePointでできないの!?」なんていう瞬間、開発やカスタマイズの現場では意外と多くあります。SharePointはとても柔軟なプラットフォームですが、実は“万能ツール”ではありません。「コードを書けば何とかなる」と思って構築を進めると、モダンページの仕様や制限に阻まれて苦い思いをすることもしばしば。今回は、実際のプロジェクトや運用の中で見えてきた「SharePointではできないこと」をまとめて紹介します。 目次1 1.CSSとJSが直接使えない1.1 ク […]

Webサイト制作

WordPress納品後にクライアントが安心して運用できる仕組みづくりをしよう

ホームページ制作において、更新機能を手軽に導入できるのがWordPressです。 専門知識がなくても記事の投稿やページ編集を行いやすい一方で、クライアントが自分で運用するには、が欠かせません。 今回は、そのための仕組みづくりについてご紹介します。 制作側の方はもちろん、クライアント側でホームページ運用を担当される方も、制作時のご相談などにぜひ参考にしてみてください。 目次1 管理画面のロゴを企業ロゴに変更する2 管理画面のURLを変更する・認証などを付けてセキュリティ面を強化 […]

Webデザイン

アプリのロゴアニメーションをAfter Effectsで作成→Lottieに変換【iOS/Android対応】

こちらは、当社でリリースしたアプリ「ピンピタ」で使用しているロゴアニメーションです。 スプラッシュ画面でロゴが動くと、ぐっとアプリらしい印象になりますし、作ってみたいですよね。 今回は、After Effects(以降AE)でロゴアニメーションを作成し、アプリに組み込むまでをご紹介します。 AEと聞くと難しい印象がありますが、PremiereやFlashなどを触った経験がある方なら、すぐに慣れます。 もう一度再生 目次1 作業フロー1.1 注意点:グラデーションが使用不可2 […]

株式会社8bit (エイトビット)

東京都目黒区でWebサイト制作、Webシステム開発などを行っております。
コーポレートサイトやWebサービスの企画・提案を得意としており、自社での経験を元にアイデアをカタチにするお手伝いをさせていただいております。

Web制作に関するご相談はお気軽にどうぞ

弊社に制作をご依頼いただく際の費用感をご確認いただける、
見積りシミュレーションをご用意いたしました。