WordPressを独自カスタマイズしていたところ、記事の見出しやページのタイトルに使用されているアルファベットが勝手に大文字に置き換えられている現象に悩まされました。
原因:CSSのtext-transform
原因は見出しの要素に適用されていたCSS、text-transform 。text-transform が uppercase になっていた場合、全てのアルファベットが大文字で表示されます。
単純に入力そのままで表示したい場合は、こちらのCSSを削除すればOKです。
私はカスタマイズの際に、元となるテンプレートに WordPressのデフォルト「Twenty Seventeen」を選択したため、元のCSSにtext-transform が設定されており、こちらの現象が起こっていました。
↑見出しが全て大文字です
それでも解消しなかった方へ
どれだけCSSを調整しようとも大文字で表示される場合。まれに、フォント自体に大文字のデータしか含まれておらず、入力された小文字が強制的に大文字になってしまうものも存在します。
例えば、Google Fontsで使用できるフォントだと、AmaticやMonotonなどが当てはまります。
Amatic
Monton
▽手書きの風合いが美しいAmaticは小文字と大文字が同じ型です。
▽POPでネオン管のような印象のMontonは「m」以外全て小文字と大文字が同じ型です。
こういったフォントを選んでしまった場合は、大文字のままで妥協するか、使用するフォントを変更するかの2択になってしまいます。特殊なWEBフォントを使用する際は事前に確認しましょう。
フォントの小噺でよく登場するのは、「メイリオフォントを使用しているとイタリック体が使用できない」なんていうのも有名です。メイリオフォントにはイタリック体のデータがありません(正確に言うと、斜体の枠に正体のフォントが設定されている)。こちらも併せて覚えておくと困ったときに便利です。