お酒を飲んでいる時のジャストアイデアがなかなか形にならないわけ

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お酒を飲んでいる時にちょっとしたアイデアが良く浮かぶんだよね。

お酒を飲む人でこういうことを言っている人をよく見かけないでしょうか。
私自身もそうですが、お酒を飲んでいる時の方が、ちょっとした思い付きやアイデアが出やすいように思います。
リラックスしているし、気が大きくなっているので自由な発想が出来るのでしょう。

しかし、お酒を飲んでいる時に思い浮かんだアイデアが具現化されることってあまりないように感じます。
アイデアの内容やビジネスにも依りますが、Webサービスやアプリなんかのアイデアは具現化するに至らないケースが多いのではないかと思います。
私の周りでは、酒を飲んでいる時に思い付いたアイデアをそのままサービスとしてリリースした、という話をあまり聞いたことがありません。

運営しているサービスやアプリにちょっとしたテコ入れをするようなアイデアというのは、お酒を飲んでいる時にふと思い浮かんだりします。
もちろん、飲んでいる時のアイデアとして採用されたこともあるのですが、思い付きの数に対してはかなりの低い頻度です。

アイデアは思い付いても形に出来ないとあまり意味ないです。
では、どうしてお酒を飲んでいる時のアイデアはなかなか具現化されないのでしょうか。

 

飲んでいる時のアイデアに対する熱と酔いが覚めた時の熱に格差があり過ぎる。

お酒を飲んでいる時は気が大きくなっていたり、心地良い気分になっているので、その時にふと思い付いたアイデアに興奮したり、熱を入れすぎたりしがちです。酔った時の思い付きなので、次の日に酔いが覚めて冷静になってみると、面白いかと思ったけどそうでもなかった、とアイデアを自分の中でボツにしてしまうこともあります。

 

アイデアの内容を忘れる。

思い付いた時にメモを取ったりしていれば良いのですが、明日になっても覚えているだろうと高を括ると、何せ酔っているので忘れます。
酔っている時は思い付きも沢山しますが、リラックスしているので、どうでも良くなるスピードも速いです。

 

アイデアがちょっとし過ぎ、または壮大過ぎて実現が出来ない。

ちょっとしたアイデア過ぎて具現化出来ない。アイデアが壮大すぎて形に出来ない。
具体的に考え始めてみたら技術的に実現できるような内容ではなかった。
などよくあることです。


酔っている時は気持ちも大きくなるので、時には壮大なアイデアを思い付いてしまうこともあるでしょう。
しかし、スケールが壮大過ぎて、現実的に形にできないということはよくあります。
飲んでいる時にそこまで考えませんから、しょうがないといえばしょうがないです。


 

それはアイデアではなく、夢や目標、将来への展望である。

こんな世の中にしたい、こうなったら良いな、こんなビジネスを考えている。
誰にでもそういったことを考えることはあると思います。

しかし、それは必ずしもアイデアではなく、自分自身の将来への展望や目標だったりすることも多いのではないでしょうか?
飲んでいる時は心地よいので、将来の自分やなりたい自分に酔いしれて色々なことを考えてしまいがちです。

例えば、今は中国の富裕層が日本の物を爆買いしているから、中国の富裕層をターゲットにしたビジネスなんてどうだろう?なんてことを考え付いたと思います。

でも、それはアイデアではなく展望や目標です。
テレビ観ながらニュースを観ていると、こういう考えはバンバン出てきます。
しかし、そこに本当のアイデアが乗ってこないと具現化できません。

 

周りの人も酔っているから考えなしに同調する。

よく飲み会でビジネスの話をしていて、「それは面白い!是非やろう!」なんてテンションになることもあります。
しかし、その場にいる人は全員酔っているので、冷静に判断できるような状態ではありません。

その場の雰囲気も考えて、「いや、そのアイデアはちょっと、、、」なんて言う人もあまりいませんよね。
やはり「それは面白い!」なんて酔っている勢いもあって同調することが多いと思います。
そこで否定してしまうと、酔った勢いで殴り合いの喧嘩に発展する恐れもありますので、良識的な人ほどつまらないアイデアにも同調してしまうものです。

ですので、その場では同調したものの、冷静に考えてみると、何をやりたいのかよく分からない、立案者のイメージがよく分からない、などということはよくあります。

周りの熱が冷めてしまうと、立案者もなんだか冷めてしまい、アイデアが立ち消えてしまうなんてこともよくあります。

 

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個人的には通勤中などで歩いている時が一番アイデアが思い浮かぶように感じます。
仕事から完全に頭がリセットされていないことも、少なからず影響しているのかもしれません。

ついつい仕事に煮詰まると、お酒を飲むと頭が柔らかくなってアイデアが出やすくなる、を口実にお酒を飲んでしまいます。
しかし、酔った頭で考え付いたことは、所詮その程度だと個人的には思います。

やはり、素面の時にきちんと考えるのが一番です。
ですので、最近通勤に3駅分、40分程度歩くようにし、毎日の晩酌生活から週に休肝日3日を設けるようになりました。
体重も減り、体調もすこぶる良いです。

酒飲みは、どうしても酒を飲む口実を考えてしまいがちです。
みなさんも、頭が柔らかくなる、アイデアが出やすくなる、などを高尚な言い訳を口実に、お酒に走るのはほどほどにしましょう。
健康のためにも。

執筆者:高本

株式会社8bit 取締役の高本です。 社内のWebサービス企画、プログラミングや、売上・請求管理にいたるまで幅広く担当しております。

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