【怖くないJavaScript + jQuery】「全てチェックする」を作る

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今日はjQueryで、tableのチェック項目などでよくある「全てチェックする」のチェックボックスを作りたいと思います。要素の指定さえ合わせれば簡単に作れます。

合言葉は「jQuery こわくない」です。

デモのファイルはこちらからダウンロードできます。

デモ

実際に動かしてみるとこんな感じになります。

別ウィンドウで開く

Step1:まず下準備

こちらはいつもと同じですね。まず必要なファイルを読み込みます。
headerの中に、jQueryと、自分で作ったjavascriptのファイル(今回は all_check.js とします)を読み込みます。
<head>
<script src="common/js/jquery.js" type="text/javascript"></script>
<script src="common/js/all_check.js" type="text/javascript"></script>
</head>

Step2:次にHTMLの準備

今回はtableを作り、一番目のth・tdにcheckboxを設置します。「id=”all_check_key“のついているinputをクリックした時」に「td内のcheckbox全部チェックをつけたりはずしたりする」処理を書いていきます。変えた分書き方を合わせれば、ちょっと変えてもOKです。(Step4応用参照)
CSSはそれぞれお好みの設定にしてください。今回は「▼全てチェック」のテキストを入れて少し親切に。
<table cellpadding="0" cellspacing="0" border="0">
<thead>
<tr>
<th>
<span>▼全てチェック</span>
<input type="checkbox" id="all_check_key" />
</th>
<th>項目1</th>
<th>項目2</th>
<th>項目3</th>
<th>項目4</th>
</tr>
</thead>
<tbody>
<tr>
<td><input type="checkbox" /></td>
<td></td>
<td></td>
<td></td>
<td></td>
</tr>
<tr>
<td><input type="checkbox" /></td>
<td></td>
<td></td>
<td></td>
<td></td>
</tr>
<tr>
<td><input type="checkbox" /></td>
<td></td>
<td></td>
<td></td>
<td></td>
</tr>
</tbody>
</table>

Step3:jsを書き込む

最後に、headerで読み込んでいるはずの all_check.js の中身を書き込んでいきましょう。今回はif文を使用して、チェックつけた時はこっち、それ以外の時(チェック外した時)はこっち、と分岐しています。
$(function(){
$(‘#all_check_key‘).click(function(){
if($(‘#all_check_key‘).is(‘:checked’)){
$(‘td:first-child input‘).prop(‘checked’,true);
}else{
$(‘td:first-child input‘).prop(‘checked’,false);
};
});
});

解説
.prop()を使用すると、input要素のチェックをつけたり外したりできます。
//trueでチェックをつける
$(‘td:first-child input‘).prop(‘checked’,true);
//falseでチェックをはずす
$(‘td:first-child input‘).prop(‘checked’,false);

詳しく解説を書くと、こう。
$(function(){
$(‘#all_check_key‘).click(function(){
//▼#all_check_key をクリックしたとき
if($(‘#all_check_key‘).is(‘:checked’)){
//*****チェックつけた時の動作*****
//tbodyの中の、一番左のtdの中のcheckboxを全てチェックする
$(‘td:first-child input‘).prop(‘checked’,true);
}else{
//*****チェック外した時の動作*****
//一番左のtdの中のcheckboxを全てチェックはずす
$(‘td:first-child input‘).prop(‘checked’,false);
};
});
});

Step4:応用編

こちらは応用編。
$(‘td:first-child input‘).prop(‘checked’,true);
$(‘td:first-child input‘).prop(‘checked’,false);

上記の、td:first-child inputの書き方を変更してみましょう。
チェックつけた時と、はずした時の処理、2箇所を変更してくださいね。

◆checkboxを設置しているtdが0番目のtdでない場合
「:first-child」の部分を「:eq(n)」「:last-child」「.class」等の書き方に変更します。

▼最初のtd
$(‘td:first-child input’)

▼最後のtd
$(‘td:last-child input’)

▼8番目のtd(0番目から数え始めるので、8つめの場合は-1して7になります。)
$(‘td:eq(7) input’)

▼チェックボックスを含むtdにクラス(例えばsample)をつける
$(‘td.sample input’)

▼順序関係なくtdの中のチェックボックス全てに適用させたい
$(‘td input’)

◆HTMLの中に、他にもtableいっぱいあるんだけど!っていう時
tableやdivなど、tdの親要素にidかclassをつけることで対処しましょう。tdの前に記述を追加します。

▼tableにid=”check_table”をつけた!
$(‘#check_table td:first-child’)

▼div#check_tableでくくったよ!
$(‘#check_table td:first-child’)

CSSでも同じですが、classにする場合は「#」でなく「.」にしてくださいね。

執筆者:森島[ WEBデザイナー ]

8bit デザイナーです。 デザイン・マークアップ・映像制作など幅広く担当しています。

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