これからデザイナーになる方へデザイン以外で必要なこと

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今朝も雪が降っており、全然春めいてきませんが、あと1ヶ月もすれば新しい職場でスタートする方も多いでしょう。

制作業界ですと、これから新しくデザイナーになろうという方も多いのではないでしょうか。
別にこれからなろうという方を脅そうというわけではありませんが、端から見ているとデザイナーさんってかなり大変そうです。

私もデザイナーにあこがれてこの業界に入ったわけですが、成果物の華やかの陰にすごく地道で地味な作業があったりして、これは自分はプログラムを作っていたほうが良いな、ということで挫折しました。

プログラムやマークアップもそれはそれで大変であったりはするのですが、デザインなど見た人の感覚によって評価の異なるものは正解っていうものがないというか、何をもって正しいかというと依頼した人の感覚が正解だったりするわけで、感覚をあわせるという大変さがあると思います。

正直、感覚が合わないとどこがゴールなのか見えなくなってくる途方もない作業に思えてくることもあります。
私も自分では出来ない割に、偉そうにああだこうだ指摘するわけですが、自分が直したり言われたりすることを考えると憤慨して匙を投げてしまうんじゃないかな、と思います。

私はデザイナーではないので技術的なことは書きませんが、少なくとも一緒に仕事をしていて、デザインのセンスもそうですが、精神論、性格的な意味で職業デザイナーとして活躍している方に共通して持っているもの、必要なものがあるな、と感じています。

そこで、ブログネタとして忘れないうちにこれからデザイナーになる方にデザイン論以外で必要そうなことを書いてみました。
個人的な観察を元にしていますので、すべての人に当てはまるわけでもなく、参考になるわけでもありません。

ただ、仕事としてやっていくには必要なのではないかと思うことです。

細かいことを気にする

これは端と端が合ってない、とかそういった細かい部分のことです。
面(つら)合わせというやつです。

「どこの面に合ってますか?」「ここの面に合わせてください。」なんていうやり取りは制作会社にいるとよく聞きます。

Webデザインに限ったことではないことではないと思うのですが、設計やデザインをされている方は几帳面さっていうのが必要だと思います。
ディレクターや代理店さんなどの品質を管理される方は、デザインテイストもそうですが、端と端がずれていたりとかインデントとかそういうポイントをまずはチェックされます。
これは出来ていないと、テイスト云々の前にデザイナーとして大丈夫なのかい?と思われてしまうポイントでもありますので注意されたいところです。

こういうのって訓練もそうですが、その人の性格もあると思います。
私はいい加減で大雑把な性格なのでデザイナーには向いていないのかな、なんて見ていて思うわけです。
(ただ、人の間違いはよく気づきます。)

汚い文字を解読する力

手書きで赤入れをもらうときは綺麗な字できっちり書かれていることはまず少ないでしょう。
それもFAXで来たりすると文字がつぶれてぐちゃぐちゃになっていたりすることもよくあります。

担当者も忙しいのでいちいちパワポなどで赤書きを丁寧に作ってくださる方もいらっしゃれば、速記のような文字で書かれる方もいらっしゃいます。
これを読み取る力も必要です。

そんなの無理だよ、、と思われるかも知れませんが、経験というのは侮れないもので、繰り返し読んでいくうちにたいていの汚い字も予測で読めてくるようになります。
(少なくとも私個人の経験上、汚い字への免疫と読解力はついたと自負しています。)

時には本当に伝える気があるのか?と思われるような校正がくることもありますので覚悟して挑みましょう。

へそを曲げない平常心

デザインってその人の感覚で作っている部分もあり、否定されると自分のセンスを否定されたようで、当然頭にくることもあると思います。
そこで、「このお客さんのセンスは私には合わない!」と投げ出してしまうのはプロではありません。
これが一番辛かろうな、と思います。

自分で好きにやっている分には楽しいと思いますが、お客さんからお金をいただいてやっている限りは必ずしも自分の個性や感覚が受け入れられるとは限りません。

人間誰しも誤りを指摘されるのではなく感覚を否定されるのは腹が立ちます。

そこを「なるほど、こういう感覚もあるんだ、」と平常心を持って、吸収できる方は素晴らしいデザイナーになると思います。
芸術家ではないので、 自分の個性をうまく出さないのもプロなのかな、と思う場面も多々あります。

体力と根気

これはあんまり書きたくないですが、一番最初に入った制作会社で一番初めに耳にした言葉です。

体力は一年に一回風邪を引く程度のそこそこの健康状態があれば良いと思います。

体力勝負が必要とされる大体の原因としては、色々なことが後手後手に回った結果がほとんどです。
きちんと計画立てて関わる人がきちんと約束を守っていれば大抵この体力が必要になることはないんじゃないかな、と思っています。

ですが、色々な人が関わっている仕事はそううまく運ばない場合も多々あります。(多々というか8~9割方)
デザインも相手が気に入ってくれなければ、何回も何回も修正する場合もあります。
Webサイトの場合は表面的に目に見えていない沢山の素材を作らないといけない場合もあります。

冒頭でも書いたデザイナーさんの陰のコツコツした作業が沢山あるわけです。

そういう意味で作り上げる根気と体力も必要だと思うのです。

*********

個人的にはデザイナーっていう職種は勉強すれば誰でもなれるかというとちょっと違うのではないかな?と思います。
今回書いたようなことは、性格などもかなり絡んでくるところで、センスだけでなく仕事としてやっていくには必要なことです。

これからデザイナーを目指す方はがんばってください。

執筆者:高本

株式会社8bit 取締役の高本です。 社内のWebサービス企画、プログラミングや、売上・請求管理にいたるまで幅広く担当しております。

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