SharePoint REST APIを使用してリストの情報を取得し、headerにナビを作る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SharePointで作成したリストの情報をREST APIを使用して取得してみましょう。
今回は、APIで取得した情報を、headerにリンクとして差し込んでみます。サイト全体共通のナビでも、リストを使用すると、一か所で管理できるので便利です。


前提条件

  • SharePoint Online
  • モダンUI
  • カスタムJSが使用できる(SPFx)

そもそもカスタムJSをどうやって使うの、という方は以下の記事をどうぞ


SharePointのモダンUIでカスタムCSS・カスタムJSを適用する方法


1.REST APIで情報を取得

では早速、カスタムJSにAPI情報を取得してみます。
REST APIは、以下のURLにアクセスすると取得できます。

REST APIのURL

このURLの、{mySiteName} にはサイト名を、{listName} にはリスト名を挿入します。


データを取得する処理


コンソールにデータが表示されていれば成功です。



2.取得した情報をheaderに表示

次に、取得した情報をHTMLタグに整形し、headerに差し込んでみましょう。


このサンプルコードは、ul>li>aの構造で、リストアイテム分のナビを生成しています。

以下のように、配列から各リストデータを取り出しています。
・item.Title … Title列を取得
・item.Link … Link列を取得
・item.newTabOpen … newTabOpen列を取得

idとclassを付与しているので、カスタムCSSを使用すれば独自のスタイルも適用可能です。


執筆者:森島[ WEBデザイナー ]

8bit デザイナーです。 デザイン・マークアップ・映像制作など幅広く担当しています。

関連記事

プログラミング

SharePointではできないこと 4選

「これってSharePointでできないの!?」なんていう瞬間、開発やカスタマイズの現場では意外と多くあります。SharePointはとても柔軟なプラットフォームですが、実は“万能ツール”ではありません。「コードを書けば何とかなる」と思って構築を進めると、モダンページの仕様や制限に阻まれて苦い思いをすることもしばしば。今回は、実際のプロジェクトや運用の中で見えてきた「SharePointではできないこと」をまとめて紹介します。 目次1 1.CSSとJSが直接使えない1.1 ク […]

Webサイト制作

WordPress納品後にクライアントが安心して運用できる仕組みづくりをしよう

ホームページ制作において、更新機能を手軽に導入できるのがWordPressです。 専門知識がなくても記事の投稿やページ編集を行いやすい一方で、クライアントが自分で運用するには、が欠かせません。 今回は、そのための仕組みづくりについてご紹介します。 制作側の方はもちろん、クライアント側でホームページ運用を担当される方も、制作時のご相談などにぜひ参考にしてみてください。 目次1 管理画面のロゴを企業ロゴに変更する2 管理画面のURLを変更する・認証などを付けてセキュリティ面を強化 […]

Webデザイン

アプリのロゴアニメーションをAfter Effectsで作成→Lottieに変換【iOS/Android対応】

こちらは、当社でリリースしたアプリ「ピンピタ」で使用しているロゴアニメーションです。 スプラッシュ画面でロゴが動くと、ぐっとアプリらしい印象になりますし、作ってみたいですよね。 今回は、After Effects(以降AE)でロゴアニメーションを作成し、アプリに組み込むまでをご紹介します。 AEと聞くと難しい印象がありますが、PremiereやFlashなどを触った経験がある方なら、すぐに慣れます。 もう一度再生 目次1 作業フロー1.1 注意点:グラデーションが使用不可2 […]

株式会社8bit (エイトビット)

東京都目黒区でWebサイト制作、Webシステム開発などを行っております。
コーポレートサイトやWebサービスの企画・提案を得意としており、自社での経験を元にアイデアをカタチにするお手伝いをさせていただいております。

Web制作に関するご相談はお気軽にどうぞ

弊社に制作をご依頼いただく際の費用感をご確認いただける、
見積りシミュレーションをご用意いたしました。