jQuery+PHPで大容量ファイルを分割アップロードするお話

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ファイルのアップロードを行う際に注意しないといけないのが「アップロード容量」と「タイムアウト」です。

どちらもサーバーの設定に関わるところでレンタルサーバーでは対処しきれないところもあり、大容量にするとそれだけアップロードに時間がかかりタイムアウトが発生しやすくなります。

そこでフロント側で分割してファイルをアップし、バックエンド側で受け取った後に結合するようにするとよいでしょう

注意すべき点として通常のPOSTでの送信ではないため、あらかじめそこら辺を考慮した処理が必要となります

今回はファイルのアップロードだけに絞ります。

フロント側(HTML+jQuery)

ファイルを2MB単位で分割して送信を行い、最後に結合処理をサーバーに依頼します。(ファイルサイズを大きくするとその分1回あたりのアップロードサイズが大きくなります)
また、progressBarで進捗を表示するようにしています。

バックエンド側(PHP)

こちらはREST APIで分割された分割ファイルを一時ファイルに保存し、全チャンクがそろったら結合して日本語の元ファイルで保存するプログラムです。

今回はプレーンなPHPで書いてますが、もちろんフレームワークで書いてもいいです!

ちなみに同じファイルがアップされた場合は(1)などをつけるようにしています。
例えばファイル情報をデータベースに保存したい場合は、結合完了したタイミングでファイル情報を保存すればよいかと思います。

最後に

フォームのような「入力」→「確認」→「完了」みたいな画面遷移だとめんどくさいですが、「入力」→アラート表示→「登録完了」のようなアプリテイストな挙動だとこっちの方がいいですね。

ていうか本当はドロップアンドドラッグでファイル選択できた方がよかったかなと今更ながら思いました・・・

執筆者:松本[ エンジニア ]

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