今年もあと残すところ1月と少しになってきました。
今年も色々と制作をやりつつ社内のサービスにテコ入れをしたり、色々とやりました。
(やりました、というにはまだちょっと早いですが。。)
その中で制作の品質管理をきっちりしていかないといけないな、 とつくづく感じることが多かったです。
かなり昔、DTPの方々とお仕事をさせていただいた時、絶対に誤字は許されない、という緊張感をすごく感じた記憶があります。
当然、印刷してしまった本に致命的な誤字があると回収やらなにやらで、かなり面倒なことになりそうなのは素人目にも想像はできます。
Webサイトの場合はサーバへデータをあげているだけなので、割とすぐに修正は出来ます。
(プログラムが関わるとそうでもない場合も沢山ありますが、、)
とはいえ、商品の値段が違っていたりしたら大変なことになるのは紙もWebも同じではあります。
でも、制作から納品までに媒体を作る業者が入らないのは、電子のWebとアナログな紙の多きな違いです。
『Webはちゃちゃっと修正できる。』
段々Webサイトが一般化してきて、そういうイメージは依頼する側にもあると思います。
確かにそうなんですけど、制作会社に言わせるとその「ちゃちゃっと」にも人手がかかるので、そんなに簡単に言わないでよ!と思うわけです。
我々制作は人が動いてモノをつくるので、出来合いのモノを売るわけではありません。
ですから当然ちょっとした修正などでも人が動いている以上費用がかかります。
でも、自分が依頼する側であれば、制作側にミスが大量にあったうえで、そういうのは別料金なので、修正にも費用はかかります、といわれても納得しがたい部分もあります。
最近よく思うのは、自分たちが制作している過程でのミスも、その「ちゃちゃっとした修正」に救われているのではないかということです。
むしろそれに甘んじているのではないかと思います。
「これ間違ってますよ!」
「あ、すいません。すぐにアップしておきます。」
こういうやり取りをごく当たり前のように繰り返せば、当然依頼する側も自分がやって欲しい修正があれば、軽く「よろしく!」となるわけです。
ですので、こういった体質をなんとかしていかないと、結局自分たちの安売りに繋がっていくのかな、なんて感じます。
もちろん仕事でWeb制作をやっている以上、会社としてのチェック体制など組織として考えていかないとは思います。
ですが、簡単に直せるというところに制作する人間も甘んじてはいけないと思います。
どうしてもWeb産業は競争が激しく、先に出さないと、形はどうあれ早く出さないと!となってしまいがちです。
半年以上かけて作ったものが、リリースしたときにはアイデア自体が陳腐化しているなんてよくあることです。
なので、Webサービスなどでも、ほとんどチェックの間もなく、急いでリリースというのはよくあることです。
でも、それでずっと良いわけではないと思います。
もう一度「品質管理」というものを考え直さないといけないターニングポイントに来ているのかも知れません。
当社の永遠の課題でもあります。
株式会社8bit (エイトビット)
東京都目黒区でWebサイト制作、Webシステム開発などを行っております。
コーポレートサイトやWebサービスの企画・提案を得意としており、自社での経験を元にアイデアをカタチにするお手伝いをさせていただいております。