Webサイト制作の費用と価値について考えてみました

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他業種の方と話しをしていて、今Webサイト制作の仕事をしている、と答えると、
「ホームページって自分でも作れちゃうのにそれで食っていけんの?」と言われることが多々あります。

まあ、言われてあんまり気分が良くはありませんが、端から見るとそう見えるんだなあ、と思います。

先日、首相官邸のWebサイトの制作費がネット上で結構話題になっていましたね。

制作費と出来たものに対する価値感については、人それぞれだと思いますので、ここでは書きません。
(もしかしたら裏ではびっくりするようなシステムが動いているのかも知れませんし、外からすべてを判断するのは難しいですね。)

でも、Webサイト制作に対する価値感についてネット上の書き込みなども含めて、改めて考えさせられました。

Web制作の制作費については、時々まとめサイトなどで話題になっていますが、本当にピンキリです。
「なんでホームページ作るのにこんなに金がかかるんだ!」と言われた時に、どこに価値があって差があるのかな?と考えてみました。


オーダーメイドの価値

Web制作は基本的にはオリジナルで制作するオーダーメイドです。

いつも不思議なのですが、考え方として服や家具を購入するにしても既製品よりオーダーメイドの方が時間もお金もかかりますし、それを納得のうえでちょっと贅沢してオーダーメイドを作ったりするものなのかなあ、と思っています。

Webサイトの場合、実際に身にまとったり食べたりするものではなく、手元にモノも残らないので、なかなか理解しがたい点もありますが、「オーダーメイドである」「オリジナルである」ということの価値はあるのではないかな、と思います。

出来たものの良し悪しはあるので、この価値を感じさせるのは腕次第ではありますが、、

システムという価値

Webサイトって作ってそれで終わりではありません。
更新しないといけないのですが、なるべく運用がスムーズに出来るようCMSを導入したりします。

今やCMSといっても色々なものがあり、大抵の制作会社で導入はしてくれます。
ただ、操作が難しかったりするとなかなかうまいこと運用が回りません。
いかに簡単で安全な運用をシステマチックに出来るか、というのも制作も肝だと思います。

イニシャライズでどこまでコストをかける価値があるのか、裏で動くシステムの内容にもかかってくるのではないかな、と思います。
そういう意味でいかにCMSをお客さんの運用体制や状況に沿ったものにカスタマイズなり開発して提供できるかも価値のひとつになります。

ここ、結構いつも肝になります。

制作以外サポートなどの価値

例えばブランド製品なんかは買うときにあまり値引き交渉しないと思います。
私はブランド品はほとんど持っていませんが、ルイヴィトンの店で「高い!」と言ったり「値引き交渉」 をする勇気はありませんし、そんな人みたことありません。

むしろ、あのブランドを手に入れるためにお金を貯めておこうとか、高いお金を払って手に入れることに価値を見出しているようにも思えます。
包装もやけにきれいで豪華ですし、実際にモノの良さとそれ以外の部分にもブランド品の価値はあるのだと思います。

例えは極端ですが、Webサイト制作にしても単純にモノをサイトを作成するだけではなく、サポートや提案などの成果物以外の部分の価値も重要だと思います。
価値の話しで以下の記事が興味深かったのです。
SEOの話ですが、他社の3倍の値段でも価値を感じさせてくれる業者を選択されたそうです。

『SEO内部施策だけで検索エンジンからの来訪が3億PV増加、社内にSEOノウハウも蓄積/pixivのSEO事例』
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2011/12/22/11484

例えばメールや電話などの些細なレスポンスなども同じく価値に繋がるのだと思います。

オーダーメイドなら尚更ですね。

制作スピードという価値

すぐにでも公開したい!というWebサイトがあったときに費用に大きな差がなければ早い制作会社を選ぶのではないでしょうか。

Webサイトのみならず、すぐに欲しいものを手に入れたい時、値段に雲泥の差がなければ在庫がない店から在庫がある店へお客さんは流れていくと思います。
欲しいものに対して、「待っているストレスを軽減できる。」ということも政策では重要かと思います。

例えば、速達って一般の郵便より早いけど高いですよね。

そういう意味で制作スピードという価値もあるのかと思います。

———

Webサイト制作は今や費用や技術力もそうですが、何をしてくれるのか?どういう価値があるのか?ということをきちんと理解してもらい、「それでも欲しい」と思わせるようなプレゼンや進行が重要な価値なのだと思います。

そういう意味で今回話題になっていた首相官邸のWebサイトについては制作に携わった方々は、この価値観を納得させる力を持っていたのかな、と思いました。
(実際には分かりませんが。。)

どんな業界でも、安く提供して数を取ろうという考えはありますし、それはそれで法律に引っかからない範囲で競争するのは消費者にとっては良いことだと思います。
Web制作業界はフリーランスも含めて沢山の方が関わっており、価格破壊が起こっていることも事実です。

「Web制作では食べていけなくなってきた。。」と言われる方もいらっしゃいますが、逆に今回のような制作の話もあります。

作業自体は独学で出来ても価値観を付けられる企業が今後は勝ち残っていくのかな、と改めて思いました。

執筆者:高本

株式会社8bit 取締役の高本です。 社内のWebサービス企画、プログラミングや、売上・請求管理にいたるまで幅広く担当しております。

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