PPC、CPC、CPM、……様々な用語が煩雑としていますが、なんとなく調べないまま過ごしていませんか?今回はWEB広告の用語を簡単にまとめました。
目次
広告手法の種類
ディスプレイ広告
閲覧中のWebサイトやアプリに表示される画像を使用した広告のことです。バナー広告とも呼ばれます。スマホで遅れてスゥッと現れるバナーなんかもこれに分類されます。リスティング広告
Googleなどの検索エンジンで、検索結果画面に表示されるテキスト広告のことです。インフィード広告
ニュースサイトを閲覧している時に、生地の一覧に紛れてアプリの宣伝が並んでいるのに気付いたことはありませんか?そうです、それのことです。フィードにインしているという…名前そのままです。さりげなく一覧に紛れ込むため、自然と目に入るという利点があります。割と新しい手法ですね。インバナー広告(インディスプレイ広告)
従来のバナー広告(ディスプレイ広告)の枠に表示される動画広告のことです。Yahoo!のTOPでよく見かけますね。昔は静止画バナーだった箇所に最近ではmp4などが埋め込まれています。インリード広告
まずインリード広告は、動画広告です。特徴として、画面がスクロールされ動画のある位置まで行ったタイミングで再生が開始される、という点が挙げられます。インバナー広告の、ファーストビューで表示されていなくても動画の再生が始まってしまう…という欠点を補った形になります。paid search/organic search
Google Analyticsの参照元データなどを確認していると見かけますがどういう意味でしょうか?これは分かれば簡単です。検索結果画面を見てみましょう。
paid searchは有料の検索結果(リスティング広告)。organic searchは自然検索です。費用のかからない無料の検索結果のことを「自然検索」と呼ぶので、organicなんですね。
インプレッション
広告の表示回数の単位。広告が1度表示されると、1インプレッションと数えます。クリック報酬型広告/PPC
クリック報酬型広告とPPC(Pay Per Click)は、同じ意味を示す言葉です。WEB広告には、「掲載自体は無料、クリックされたタイミングで費用が発生する」という手法があります。もちろんクリックされなければ、何度表示されても無料です。この料金体系を採用しているものは全て「クリック報酬型広告」もしくは「PPC」といいます。
CPC広告/CPM広告
それぞれ、CPCは Cost Per Click、CPMは Cost Per Mileの略語です。どちらも広告の費用の指標を表す用語でしたが、現在では違う使われ方をしている場合があります。CPC広告
CPCは本来、バナーを見たユーザーが、1クリックするたびに何円かかったのか、という指標をあらわす言葉です。(クリック単価ですね。)WEB広告には、入札型という手法があり、設定しているキーワードの人気度合いによって1クリックの値段が随時変動するため、このような指標が必要となってきます。CPCは、「広告費 ÷ 獲得したクリック数」で算出できます。
現在では意味が転じて、指標としての用語ではなく、「クリック報酬型広告」として使用されることが増えてきました。
「CPC広告」と言われた時は、クリック報酬型の広告の意味として捉えて良いでしょう。
CPM広告
CPMは本来、広告が1000回表示されるのに何円かかったのか、という指標をあらわす言葉です。(インプレッション単価です。)WEB広告でももちろん、表示するだけで費用が発生する料金体系があります。CPMは「広告費 ÷ インプレッション数 × 1000」で算出できます。
CPC同様、現在では指標としての用語ではなく、「広告の表示毎に料金が発生するタイプの広告」として使用されることが増えてきています。
CPV
CPVは、Cost Per Viewの略語です。動画広告で使用されます。動画広告においては、表示されることよりも視聴されることが重要になるため、前述のCPCやCPMとは異なる料金体系が必要となり、誕生しました。例えばYoutubeのCPVの仕組みですが、「完全視聴単価」方式を採用しており、広告がスキップされれば料金は発生しません。
プリロール動画広告
ユーザーが視聴したい動画の前に再生される動画広告のことです。スキッパブル広告/ノンスキッパブル広告
動画広告で、数秒後にスキップできるのが「スキッパブル広告」、強制的に最後まで視聴させるのが「ノンスキッパブル広告」です。スマホアプリのゲームで、動画広告を視聴してスタミナを回復する際に、スキップできない動画広告を見かけたりしますね。