制作現場で嫌われないエンジニアとは。

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このブログでもエンジニアについて何回か書いていますが、エンジニアというと偏屈だったりちょっと扱いにくいというイメージがWeb制作の現場においては強めだと思います。

その理由は様々なのですが、デザインとは異なりオーダー通りに動くことをロジカルに現実的に考えなくてはならないので、ディレクターやデザイナーが「わああい」という感じでアイデアや企画に花咲かせている中で浮いた存在になるのかもしれません。

では優れたエンジニア、一緒に仕事をしたいと思われるエンジニアとはどんな人なのでしょうか。
少人数のチームで開発を行うWebエンジニアを想定して考えてみました。

 

きちんとコミュニケーションできる。

私自身も半分エンジニアとしてプログラミングや設計も行いますが、やはり企画だけを自分でやっている時より、自分が作るとわかっている企画だと、どうしても自分にできる範囲、短時間で出来る方向へ話を誘導してしまいます。

やはり人間ですので、作る当事者として話をする場合、ここがなかなか自制心の難しいところなのです。

話をしていてアイデアが広がり、明らかに現在の自分のキャパシティーを超えた内容になってくると、人間ですのでちょっと感情的になって「そんなもの何か月かかるかわからない!」「実現の仕方が想像もつかない!」なんてことをその場で口走ってしまいがちです。
後から調べてみると割と簡単に実現できるようなことも多々あります。

こういう時、せっかくアイデアミーティングで盛り上がっていたのに、そこで話の盛り上がりが止まってしまうことだってあります。
勿論、早めに話しておいた方が良いこともありますが、伝え方があると思います。

これはエンジニアに限らずの話ですが、出来ないことに対面した時に冷静に対応出来る能力というのは、少ない人数なので制作する場合にはかなり高い割合で要求されます。
実現不可能なことをそのままにして、やってみたら出来ませんでした、というのも問題ですが、特に出来ないことに対面した時の対応をきちんとこなせるエンジニアは相手にとっても仕事のしやすいエンジニアだと思います。

仕様変更の話も同様で、よく「それは仕様変更ですよ!」と声を荒げるエンジニアがいます。
別にバグだとも相手は言ってきていないし、追加費用も見るし、その分の時間も取りますよ、という建設的なお話なのに何も聞かないで感情的になってしまう。
やはりこういった部分がディレクターから見るとちょっと扱い難いという部分になってしまうのではないかと思っています。

建設的なお話を感情的にならずにきちんと出来ることは周囲からエンジニアにもっとも求められていることのように思います。

 

ころころ変わる要望に応える応用能力と適応能力。

前述した「これは仕様変更ですよ!」の話ですが、仕様変更に柔軟に対応できる設計をできるエンジニアは優秀だと感じます。
私なんかは文句言わず対応するものの要望のままに継ぎ接ぎだらけのプログラムになってきて、自己嫌悪に陥ることはありますが、その点をさくっとスマートにこなせる方はすごいなと思います。

そもそも制作の仕事はゼロからスタートするものですし、住宅や建物のようにクライアントにとってみても想像が付きやすいものとは異なります。
同じイメージや言葉でも相手が思っている内容と自分が思っている内容が異なるなんてことはよくあることなので、仕様変更はついて回るものなのです。

そういう業務をしているのは分かりきったことなので、その点について考慮もしくは事前に回って確認しておける応用能力と適応能力というのは非常に重要だと思います。中には全作り替えなんていう仕様変更もあったりするので、しょうがない時もありますが、設計する人だからこそ気が付く懸念事項などもあります。
それを事前に指摘しておくことも応用能力のひとつですね。

特に経験年数が上がってくると経験値も上がってきていると見なされますので、後輩エンジニアが考えられない応用能力を要求されるようになってきますので。
 

バグに紳士に向き合える心の強さを持っている。

私もそうですが、30歳半ばほどになると、段々と社内でこっぴどく怒られたりしなくなり、横柄になり、バグについてもむしろ指摘されるとイラッときたりします。
すいません、ではなくて修正してあげました、くらいの態度で接してしまいがちです。
(私だけかも知れませんが、と言いたいところですが誰でもそういうところはあると思います。)

バグというのは記述を一ヵ所だけ間違えただけで見た目的にまったく動作しなくなったりするので、誰でもよくあるようなケアレスミスが表面上大変な形になって現れてしまうこともあります。

誰だって大なり小なりミスはします。
それが資料の誤記だったり金額だったりさまざまです。
だからそんな責めてくれるなよ、なんて思ったりもします。
ただ、エンジニアの場合には割と大きな形、洒落にならない形で露出してしまうので責められてもしょうがありません。

バグはバグはバグですので認めて「すいません。」と速やかに修正しなければなりません。
100件あっても冷静にコツコツ修正していくメンタル面の強さが必要なのです。

特にひとりで開発して複数人数でテストする時、バグが一斉に上がってくると集中砲火を浴びているような気分になってきて「もうやめてぇ!」となってきます。
こういうところは少人数で開発したことのあるエンジニアにしかわからない部分かと思います。
(100件もバグ作るなよ、という話ではありますが。。)

バグときちんと向き合い、周りの急かす声にも惑わされず冷静に対応できる心の強さを持ったエンジニアは優れているといえるでしょう。

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30歳も半ばを過ぎてくるとエンジニアとしてどういう立ち振る舞いをしていけるのだろうか、ということを考える人も多いと思います。
主体性もなく、ただただひたすらに仕様書のままにプログラミングをしてくのは50歳とかになっても続けていけるとは思えません。

エンジニアという立ち位置でうまく現場で活躍していける、一緒に仕事したいと思われるにはどういうことは必要なのかな、ということを考えてみました。
総合的にいうとコミュニケーション能力大事ということです。

執筆者:高本

株式会社8bit 取締役の高本です。 社内のWebサービス企画、プログラミングや、売上・請求管理にいたるまで幅広く担当しております。

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