Webページにおける文字量と画像のバランス

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新年あけまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

さて、新年一回目はWebページの「文字量と画像のバランス」について書きたいと思います。
Webサイトは、通常文字による情報と、画像による視覚的情報で構成されています。
小説のように文字だけで構成されているサイトは、近年ほぼ見られなくなりました。
※昔は、文字(文字色やサイズなどの装飾とHTMLの表)だけで作られているサイトも割と見かけましたが、今は見る機会が減りましたね。
(文字だけで構成されたページは、今や規約や利用条件などの一部だけになっていると思います)
紙媒体同様に画像による視覚的情報は、あった方が断然読みやすくなりますし、Webサイトの場合は、すぐにページを閉じられてしまう可能性が非常に高くなります。

1ページ当たりどのくらいの文章量がいいのか?

これは、以前実際に原稿を用意されるお客様から相談されたことがある質問です。新製品PRのためのページ作成での話で、文字量から掲載内容を決めるというところにそもそも「?」が浮かびました。
雑誌や広告など予め決まったスペースに掲載するなら文字量を気する必要はありますが、Webの場合文字量を気にして掲載内容を決めるのは本末転倒だと思います。

もちろん駄文をダラダラと書くのはNGだと思いますが、まず何を伝えたいのか?という点で文章を起こして、それからどうみせるか?ということを考えた方がいいと思っています。
(一応私は、1P当たり最大2,000文字が限界だろうと思っていますが、結局は図の掲載や見せ方によるところが大きいです。)

図があるか無いかで読まれやすくなる

文字だけで作られたページは、見た人に読んで理解しないといけないという心理的圧迫感を与え、ページを閉じられてしまうことが多くなります。
これは文章量を問わず言えることで、図や写真が入っているだけで視覚的な情報が入り、心理的圧迫感を軽減します。
(製品であればパッケージの写真を入れたり、利用イメージを入れたりすると視覚的に読まなくても瞬間的に内容が少しだけ理解ができます)

とは言ってもむやみやたらに図や写真を入れればいいかというとそうではなく、何事も「適度」が重要です。
あまりにも多いと、文章が主なのか、写真が主なのかわからなくなりますし、掲載する大きさや位置によっても印象が変わってきます。

例えば対談のコラム記事の場合、文字だけの情報になりがちのところ、適度に対談者のプロフィール写真や対談している写真を載せることで、対談の臨場感が付与されてより読みやすくなっています。

ただ言えるのは、1Pにつき最低1つはあった方がいいということです。(内容にもよりますが1点でも「ある」と「ない」では、大きな差があります)
何も載せるものがない時には、一度制作会社に相談されると良いサイトが作成できると思います。

これは制作の時の話だけではなく、既にあるサイトで「アクセス数はあるんだけど、滞在時間が短い」などのお悩みの場合は、一度掲載内容と共に文章量と図のバランスを確認してみると文字量と図のバランスが悪かったということもあるかもしれません。
(お心辺りの方は、一度確認してみましょう)



執筆者:8bit

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