Web制作の見積もりの出し方について改めて考えてみました。

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こんにちは。株式会社8bitの高本です。

最近見積りを作る機会が多く、「フリーランスのための全国Webサイト制作料金表まとめ25個」というまとめ記事をたまたま見ていて、Web制作における見積もりの適正価格と算出方法というものについて考えていました。

Web制作業界はフリーランスの方も多く、価格もそれぞれかなりの差があり、何を持ってして適正価格なのかもよく分からなくなってきています。見積もりの算出方法も異なります。

価格のばらつきもさることながら、Webサイト制作は実際にものがあるわけではなく、無形の状態から完全にオリジナルで作るわけで、お金を出して依頼する方も不安はあるかと思います。

結局、費用に対して割りにあった成果物があれば、依頼者は文句ないわけですが、見積もり段階ではどんなものが出来るのか頭の中にあるだけなので、見積もりが適正なのかも判断付きません。(初めて業者に頼む場合は尚更だと思います。)

そこで、分かりやすく、納得できる見積もり算出方法ってないのかな、、、となんとなく考えて、見積もりの算出の仕方によって、依頼者側と製作者側にはどんなメリットデメリットがあるのかを書き出してみました。

他にも算出の仕方は沢山あると思いますが、参考までに読んでいただければと思います。


デザインの費用

工数という考え方

デザインは工数に比例しないようにも思いますが、金額の根拠として工数(一人が何日かかって作業する作業量か?)という考え方があります。
人によって作業にかかる日数は変わるし、デザインの良し悪しも人によりますので、納得いくものが仕上げられなかった場合には、作業的に赤字になってしまうというデメリットもあると思います。

一式という出し方

以前デザイン会社にいたときに一式で出しているのを見かけました。
ちょっと根拠は分からないのですが、作業工数も意識しつつ、その人の腕前でつけるのかと思います。

担当するデザイナーさんのポートフォリオなどがあって、このテイストのこのデザイナーさんにお願いしたい、というように指名制にすれば、この一式はある意味納得できる算出になるのかもしれません。
そのデザイナーさんのデザインセンスに対しての対価なので、依頼する方もこういうデザインであれば提示の金額を払うに値すると納得してもらえると思います。

そう考えると、クライアントが価格とデザインを見て納得すればそれで良いのかも知れませんね。

コーディングの費用

工数という考え方

最近というかちょっと前かもしれませんが、ページ単価ではなく、工数(一人が何日かかって作業する作業量か?)でコーディング作業について見積もる方も増えてきました。確かにページ単位にしてしまうと、同じ面積内でも原稿や画像の量やレイアウトによってずいぶんと作業量は変わってくるので、費用を提示する側からすると出しやすいかも知れません。

ただ、デメリットとしてクライアントには理解がされない場合もあります。
早い人、遅い人と作業する速度にはばらつきがあるのも確かで、それが適正なのかどうかをクライアントが理解するのは難しいです。

(費用で揉めると必ず、工数という算出の仕方に突っ込みが入るのも事実です。)

ページ単価という考え方

大体A4一枚につきいくらという考え方が多いようです。
TOPページと下層ページでわけておられる方が多いように思います。

クライアントの立場でみるとやはりページ単価というのは分かりやすいです。
納得してもらいやすいと思います。

デメリットとしてはCSSの設計はレイアウトによって異なるので、一律で決めると誤差は生じてしまいます。
(かといって前頁ばらばらに単価で出すと結構大変なことになります。)

ステップ数という考え方

正直、HTMLファイルをステップ数で計算している会社や個人の方を見たことないですが、プログラム開発だとステップ数(プログラムの行数)で費用を計算したりする場合もあります。
ただ、明確ではありますが、クライアントにはちょっと理解できない分量でもあるので理解されないかもしれないです。
(この方法で見積もったことないので分かりません。)

CSS設計とページコーディングを別々に考える

CSSの設計は工数として出して、コーディングはページ単価として算出する方法です。
この方法だと、レイアウトの難易度によってCSS設計に制作側のかかる時間と、ページ単位という明確な単価で、ある程度は費用の明確化と制作する側の作業量への対価を通せるのかと思います。

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HTMLコーディングやCSSの設計はソースの中をのぞかない限りは見えませんし、難易度などについてもクライアントは良く分かりませんので、いかに明確に説明できるか、単価を提示するかが肝のように思います。

ディレクションの費用

工数か一式という考え方だと思うのですが、「そもそもこのディレクション費って何なんですか?」という反応を示されるクライアントも多いように思います。特にWeb制作に関しては素人なクライアントだと当然よく分からないと思います。

ですが、ディレクション費は無形の状態から制作を進めるうえで重要な人件費です。

厳密に出そうとすると、打ち合わせ何時間でいくら、電話対応一回いくら、などなどキリがないです。

算出方法というよりは、どれだけきちんと説明できるかが重要なのかと思います。

制作中の修正の費用

クライアントによっては原稿の差し替え、写真の差し替えなど、作っている最中にかなりの修正が発生する場合もあります。結局予測できない作業なので、これ自体を見積もるのは難しいです。

あらかじめ修正回数を指定して、その修正も見越してそれぞれ費用に入れておくしかないように思います。

Webサイトは印刷物とは異なり、間違えても刷り直しはなく、ちょこちょこと公開した後も修正できるのは確かなのですが、制作側としては仕事としてやっているわけで、見積もり外の作業であれば費用がかかることはきちんと納得していただくようにしないといけないですね。

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こうやって書き出してもみると、結局は算出の仕方というより、制作側の売り上げがたって、クライアントが成果物に納得して支払えばそれでOKのような気もしてきてしまいます。

見積もりに対してきちんと納得してもらえるかが一番重要だと思います。

もっと違った見積もりの算出方法があるという会社や個人の方がいらっしゃったら教えて欲しいです。

執筆者: 高本

株式会社8bit 取締役の高本です。 社内のWebサービス企画、プログラミングや、売上・請求管理にいたるまで幅広く担当しております。

株式会社8bit (エイトビット)

東京都渋谷区でWebサイト制作、Webシステム開発などを行っております。
キャンペーンサイトやWebサービスの企画・提案を得意としており、自社での経験を元にアイデアをカタチにするお手伝いをさせていただいております。

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