Webサービスを運営するうえで、おさえておきたい利用規約のポイント

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こんにちは。株式会社8bitの高本です。

先週「Web制作とお金の話し」を当ブログに書いた際に、様々な方からご意見をいただき、非常に勉強になりました。
ありがとうございます。

その中で、契約も非常に重要であるというご意見をいただきました。

確かにおっしゃる通りでクライアントとのやり取りでお金の前にきっちり契約書を交わすということは重要だと思います。

Web制作の契約もそうですが、不特定多数を相手にしているWebサービスの利用規約や会員規約もかなり重要なポイントではないかと思います。

実際のところ、よく分からないから、他のサービスを参考にしている場合も結構あると思います。
参考にするのは良いとして、サービスによって内容も違いますし、運用する会社や個人によっても保障できる範囲は異なると思います。

Webサービス以外でもサービス提供している場合は利用規約の確認を結構時間かけてきちんとしています。

最近、携帯電話の機種変更をした際も、色々と規約を説明されて疲弊しました。
不動産の契約でも気が遠くなるような規約を読みあげられて説明されます。

要するに、
「こういう決まりでサービスやモノを提供しますけどいいですね!あとで文句言わないでくださいよ!」
と念を押すわけです。

たしかに利用する側にとってみると、言い訳がましくうっとおしいと感じる規約ですが、サービス提供側を守るものとして重要です。

そこで、利用規約について今一度見直してみるべきではないか思い、ここ最近他社様のWebサービスの利用規約を拝見させていただきました。
意識して規約を読んでみると「なるほど」と思うところもあり、なかなか勉強になります。

いくつかのWebサービスの規約を参考に、どこでも必ず記載されている内容をメモ程度にまとめてみました。

提供するWebサービスによって内容は異なりますので、一概にこれですべてではありませんが、参考までに。



1. 会員の定義とアカウントの取り扱い

このサービスでいうところの会員とはなんぞや?という定義や、アカウントの取り扱いについて記載されています。
たとえば会員にはIDとパスワードが付与されます、というところから始まり、アカウントを取得したことにより受けられるサービスの内容などなどサービス内容の定義に近いところです。

あと、アカウントを他人へ譲渡してはいけないとか、パスワードが漏えいしないように自分でちゃんと管理してください、など会員情報管理の責任に近いものも書いてあります。
利用者の責任ということで別立てで書いてあるところもあり、項目の扱いは運営している会社によって違いますが、大体必ず書いてあります。

2. 入会の定義

入会の年齢制限やサービス提供側が会員承認した場合だけ会員になれますよ、とか、まあ、入会の定義です。
児童のWebサービス利用上での事件などもありますので、利用者の年齢制限などシビアになってきています。

入会資格については運営側でもチェックさせてもらいますよ、ということですね。

3. サービス上でやってはいけない禁止事項

禁止事項はどのサービスも結構力入れているというか沢山書いてあります。
というのも児童ポルノなどの違法なアダルト画像の掲載や、第三者への誹謗中傷を自分のサービスでやられてしまうとサービス自体の評判も悪くなりますし、場合によってはサービス運営側が裁判を起こされる場合もあるわけです。

規約に書いたからといって運営で常にチェックしていかないといけないのですが、著作権の絡んだ画像や動画を日記に掲載してしまったり、文章の無断転載などなど使っているユーザーは意識しないで違法なデータをアップしてしまったりするものです。

サービス提供側に責任が問われることもある内容なので重要ですね。

4. 料金とかポイントの定義と説明

無料であったりポイントが発生しないサービスであっても費用はかかりません、と明示しているサービスがほとんどです。
費用はどういう時に発生し、支払い遅延した場合のことなどです。

ポイントについても発生の条件や譲渡云々の話しなど、とにかく課金やポイントが絡むとユーザーにも損得がでてくるので細かく書くべきでしょう。

5. 個人情報保護について

これは別に「個人情報保護方針」としてページを作成しているサービスもあり、利用規約の中に入れているところとまちまちです。
ただ、個人情報保護については個人情報保護法に基づいて個人情報の利用目的を明示しないといけないので、どちらにしても必須な事項です。

6. 免責事項

まず、運営側が予告なくサービスを停止する場合があること、これは必ず記載されています。
予期せぬ震災や、倒産など運営していく中で、不測の事態でサービスの運営停止を余儀なくされることもあるでしょう。

そもそもホスティングなどサーバを他社で管理してもらっていれば他社がサポートしていない以上のことをサービス提供側が保証できるわけありません。
こういうこともある、ということを始めから言っておく、というのは重要です。

あと、ユーザー間のトラブルには関与しないとか、個々人の不正行為による損害賠償については運営会社は賠償を負担しませんよ、ということなど。
免責事項は、運営状況などをよく考えて検討しないといけないと思います。

7. 退会について

退会の定義と退会した後の、会員のアカウントやデータ(写真とかテキスト)はすべて破棄してしまいますよ、ということです。
俺の写真どこやった!など言われてしまうと困りますし。。

8. 管轄裁判所について

これはどこでも必ず記載されています。
何があるかわかりませんし、最後は法のもとで解決しないとおさまらない場合もありますので。。

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各サービスによって書き方や項目立てが異なりますが、大体この8つの内容については記載されています。

提供しているサービスによって内容はまちまちになると思いますし、BtoC、BtoBなどサービスを提供するのが個人なのか法人なのかによっても内容は異なると思います。

ここまでまとめてなんですが、利用規約に書いてあっても実際利用する人はほとんど読みません。
私も読んだことないです。
書いてあっても読まないでクレームはくると思います。

なので、フッターに小さく載せないで、アニメーションかなんかで分かりやすく解説してくれると、ちゃんと理解してもらえるんじゃないかな、と思いました。

禁止事項破ったら、手錠かけられて逮捕されるアニメーションとか出てくると、効果的なんじゃないかな?と。

執筆者: 高本

株式会社8bit 取締役の高本です。 社内のWebサービス企画、プログラミングや、売上・請求管理にいたるまで幅広く担当しております。

株式会社8bit (エイトビット)

東京都渋谷区でWebサイト制作、Webシステム開発などを行っております。
キャンペーンサイトやWebサービスの企画・提案を得意としており、自社での経験を元にアイデアをカタチにするお手伝いをさせていただいております。

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