新しくWebサイトを作る際に疑いたい制作側の常識

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ここ最近クライアントの受託制作や自社のWebサービスでユーザー様の声を見ていて気がついたことがあるので書いてみます。

iPadやスマートフォンの普及でWebサイトがより身近になってきて、今までPCを起動するのが面倒だった方まで気軽にインターネットを使うようになってきています。
その分、Webサイトを作るにもいろいろなことを配慮しないといけなくなってきています。

デザイン、インターフェイス的に各媒体に最適化されていることも大事ですが、Webサイトを見慣れている人の常識というのを少しづつ疑って、見直していく必要があると思うのです。

制作側の常識が通じないとネットリテラシーが低い、などとまとめてしまうような風潮もありますが、そのリテラシー自体見直すべきなんじゃないかな?なんて思ったりもします。

実際にWeb制作業界ではない色々な方のご意見をうかがったうえで、Web制作をする際に、自分たちが割と「わかるでしょ?」と思うけどそうでもないことを挙げてみました。解決策が書いてあるわけではありませんので、制作する際の参考までに。


思ったよりブラウザ標準のフォントサイズは読みにくい。

色々なWebデザインを見ていると、小さなフォントを装飾のような形で配置してしまうようなデザインがクールで格好よいという風潮が少なからずあると思います。

これがあまりWebを見慣れていない方、視力の弱い方には非常にみづらい。
海外のデザインからきていると思うのですが、フォントが小さいと漢字はかなり読みにくくなってしまいます。

12pxくらいがブラウザの標準 (ふつう)文字サイズなのですが、これでも見づらい人は多いわけです。
14pxくらいになってやっとちゃんと読めて安心、という具合になる方もいらっしゃいます。

そもそもWebサイトに見なくても良い情報は掲載する必要がないわけですから、まんべんなく読めて格好良いデザインにするようにしないといけないと思うのですが、なかなか難しいですね。
(ものすごい小さな字で「About us」とか書かれても気が付きませんよね。)

ブラウザの設定とかわからない。

キャッシュのクリアとかフォントサイズの変更などブラウザの設定とかわからない方は結構いらっしゃいます。

「情報が更新されない場合はいったんキャッシュを消していただいて。。」なんていっても「そもそもキャッシュってなんだ?!」「消すってどこでどうすれば良いの?????」という話です。
ですので、なるべくブラウザの設定とか触らせないように、プログラムなんかでもキャッシュをきちんと消去する処理など忘れないようにしないといけないですね。

作っている側にすれば「あれ?キャッシュかな?」なんてキャッシュ消して試したらちゃんと表示された!なんていう感じになるわけですが、これも常識だと思ってはいけないわけです。

ブラウザの印刷は画面そのまま出てくると思っている。

印刷についてはよく言われます。
Webサイト、と言いつつそれを印刷して確認したい、という要求はかなり強いです。

最近はスマホなどもありますので、外で地図など見やすくなっていますが、やっぱり人間紙なのです。
作る側にとって見るとWebサイトは画面でみるものなので、、、と思ってしまうのですが、これがそうはいきません。

背景画像なんかはブザウザの設定をしないと印刷できないわけですが、前項のブラウザの設定の話の通り、設定しないと印刷されないなんてわかりません。
印刷ボタンっていうのは見たものをそのまま印刷してくれるボタンだと思っていると思って、印刷の件も作る前に確認しないといけないですね!

ボタンはボタンっぽくないと押せるのかわからない。

ボタンで押せるものという感覚で、凹凸がないとボタンだとわからないという声はよく聞きます。

マウスを当てればロールオーバーするのでわかるだろう、、、と思うのですが、それはそれ、わからない人にはバナーだってクリックできるものなのか分からないという方はたくさんいらっしゃいます。

タブで切り替わるっていう感覚はない。

最近のWebサイトはタブやアコーディオンなどで情報をうまいこと整理してページ遷移しなくてもたくさんの情報を表示できるようになっています。

でも、まずタブというもので切り替わるという感覚が少ないようです。
実際にマウスを当てればマウスポインタが変わるのでわかるでしょう?と思いきやそうでもないようです。

ざっと画面全体と見回したときに、どれを押せばよい、というのが視覚的に認知できないと「よくわからない」ということで、触ってみたりするのも諦めてしまうようです。

ロゴをクリックするとTOPに戻るのは常識ではない。

これもWebサイトをよく見ている人であれば、大体ロゴをクリックすればTOPへ戻るんだろうな、、という暗黙の了解みたいなものがありますが、TOPとかHOMEとか書いていないとわからない方も結構いらっしゃいます。

Web標準とかでそういうようなこと書いてあったような気がしましたが、これも自分たちは分かるからという感覚でいるとそうではないようですよ。

ヘルプは読まない、どこに何があるのか探そうとは思わない。

Webサービスを運営していると色々な問い合わせがあるのですが、一番多いのは操作方法だったりします。
退会方法やログインの仕方などなど、Webサービスを使い慣れている人にとっては「なんでわからないの?!」というような質問はよくあります。

ヘルプに書いてあっても読む人は実はほとんどいません。(自分自身そうですが、、)

SNSなど余暇で利用するようなサービスは仕事ではないので、敢えてヘルプを読んで理解しようという方はほどんどいらっしゃらないように感じます。自分で調べるより聞いたほうが早い、という感覚の方が多いと思います。

最近のSNSなどは機能がたくさんあって、
どこでプロフを更新すればよいのかわからない。
そもそも投稿もどうやれば画像がアップできるの?

などなど慣れている人にとっては「見りゃあわかるじゃん!」というようなことでも聞かれますので、本当に見れば分かるようなインターフェイス作りが必要です。
誰でも直感的にわかるシンプルなものが一番なのだと思います。

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色々な意見をまとめてみると、商品のPRサイトなんかはちょっと汚い感じでもよくできているように思います。
どこの店で何が安いか、値段はいくらか、すぐに目に飛び込んでくる。
見ていて考える必要がないわけです。

新聞の折り込みチラシなんかもそうですね。

やけにフォントが小さくて、英語を使っていて、なんてものをよく見かけますが、全体像としては格好良いんだけど、何のサイトだかよくわからない。。ということにならないようにしたいものです。

サイトにはよりますけども。

執筆者: 高本

株式会社8bit 取締役の高本です。 社内のWebサービス企画、プログラミングや、売上・請求管理にいたるまで幅広く担当しております。

株式会社8bit (エイトビット)

東京都渋谷区でWebサイト制作、Webシステム開発などを行っております。
キャンペーンサイトやWebサービスの企画・提案を得意としており、自社での経験を元にアイデアをカタチにするお手伝いをさせていただいております。

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