最近新しいWebサービス企画などを考えるにあたってマーケティング調査をすることが多くなってきました。
自分にあまり知識のないことや業界のことを調べたり分析することは結構大変な作業です。コアな情報を集めるとなると相当です。
ちょうど今日朝トイレで漫画を読んでいて、漫画家の取材力とか情報収集能力を改めて感じ、これはWebサービスを考える上でも同じようなことが必要なのかと思ったのでそのことについて書いてみます。
具体的に考えるきっかけになった漫画を挙げると「闇金ウシジマくん」です。
この漫画は闇金のダークな世界をリアルに表現しているということで結構話題になっている漫画で、今度TVドラマにもなるそうです。
物語が面白いのはさておき、私が注目するのは、かなり詳細で綿密な情報収集や取材に基づく表現力です。
この漫画では、毎回様々な業界の人々が出てきます。
「風俗嬢、引きこもり、ゲイ、営業マン、タクシードライバー、イベサー主催者」などなど。。
毎回その業界や、現場の人しか知らないようなことがかなりリアルに描かれています。独特な人間関係や会話などもかなりリアルに描かれているので相当観察していると感じます。
この漫画の面白さや雰囲気はこういったリアルが引き出しているものだと思います。
漫画家の人で新しい展開になる前に取材ということで休載しているのをよく見かけますが、実際に何ヶ月分の話しを描くための取材はかなり綿密なものなのだと思います。
街の風景から実際の人の動きや業界のこと、ひとつの物語を描くのに集める情報は多岐にわたるのかと思います。
そう考えたとき、Webサービスを作る際の下調べというのも、たとえば若い女性をターゲットにしたサービスを考えるときは、実際に街に出て肌で感じるのもまた然りなのかもしれないと思います。
社内でネットで検索したり、雑誌で調べたりするのも良いのですが、実際に街でみんなが何に注目して何をやっているのか?どんな化粧をして、どんなしゃべり方や服装をしているのか?すべて目で実際に感じることでまたちょっと違うアイデアもでるのかなあ、と思いました。
個人的に思うのが、漫画家の自由な発想でインターネットサービスを発想してもらい、それを企業が具現化する。というコラボレーションが実現すると相当面白いものができそうな気がします。
株式会社8bit (エイトビット)
東京都目黒区でWebサイト制作、Webシステム開発などを行っております。
コーポレートサイトやWebサービスの企画・提案を得意としており、自社での経験を元にアイデアをカタチにするお手伝いをさせていただいております。