あけましておめでとうございます。
株式会社8bitの高本です。
本年もWebサービスのことだけを考えて精進したいと思っております。
さて、今回は昨年末に実家に父親に会った際、酒の席で父の口から予想もしていない言葉が飛び出したので、そのことについて書いてみます。
「お前の会社でホームページをつくると幾らくらいの金額になるんだ?」
この言葉だけではそんなに驚くことはないのですが、私の父は今までインターネットなんてほとんど見ず、パソコンもワープロのような使い方をしているだけでした。
その父からホームページを作るという、よくよく聞いてみるとWebサービスのようなものを立ち上げたいというのです。
数年前に某大手メーカーを退職した父は、日中何やっているのかな?と思っていたら、今までの職業とはまったく関係のない宅建の免許を取っていました。
免許を取ったは良いのですが、何に使うつもりなのだろうと思っていたら、もう一度何かビジネスをやろうとしているようなのです。
そのうえで私にWebを使って何かをやりたいと打診をしてきたわけです。
そして母までもが「iPadが欲しい」と言い始めました。
近年、リタイアした団塊世代に向けて、趣味などのコミュニケーションを図るSNSなどのWebサービスがありますが、実は余暇としてではなく、団塊世代も一発何か商売をやろうとWebサービスを作り始めるのではないかと思うのです。
昨年話題になったはてなのブログで以下のような記事がありましたが、肉体を使う仕事は年齢的に難しくても、頭を使う仕事であれば、まだまだやりだす人は増えていくのではないかと思います。
その上でインターネット=Webサービスで何かをやろうという発想は当然の流れのようにも思います。
自分でWEBサービスを作りたいと思っている人へ
http://anond.hatelabo.jp/20101203150748
何故、私がこのようなことを考えたかというと、今年の正月に妻の父に会ってみても団塊世代(50後半から60代のリアタイアされている方)は、まだまだ若い者には負けない!という自負とパワーを感じたからです。
ということで、Webサービスにおいても団塊世代の強みというものを私の感じたままにまとめてみました。
<<Webサービスをやるうえでの団塊世代の強さ>>
1. 退職して時間があり、勉強意欲が強い
時間があるかないかは個人差あるとは思いますが、退職されて余った時間を勉強などにあてて新しいことを学ぼうとする姿勢は強いと思います。前述の宅建の免許の話しではないですが、本当に勉強や自分のバージョンアップのために使う時間は若い人より実は沢山あるのかもしれません。
何かを習得してその結果を他の人に見てほしいという気持ちに年齢は関係ないと思います。
そういう意味でWebを使って、勉強したことや習得したことを活かそうということを考える人は増えてくると思います。
2. 働くということに貪欲で根気強い
妻の父を見ていてもあと一年くらいで退職の時期でもまだ、「12月は粗利で何百万あげた」なんて話しをしています。妻の父はハウスメーカーに勤めているのですが、土日もことあるごとにお客さんにところに足を運んだり、本当に休むことを惜しんで働いているようです。
結果、若いやつより全然売上は上げているそうです。
私も含めて若い人は、「休みは休み、仕事は仕事、プライベートはプライベート」と自分で区切りを付ける傾向にあるように思います。それはそれで確かに能率良く仕事をやるうえで全然悪くないと思います。
ですが、「愛社精神」「仕事に対する貪欲さ」は団塊世代の方々を見習う部分も多いと思います。
Webサービスを立ち上げても、コツコツと根気強く運営していくパワーがあるのではないかと思っています。
私の父も、
「Webサービスとかああいうのはメンテナンスありきだろ?続けないとだめなんじゃないの?」
と言っていました。その通りです。
やってもないのに根本を理解していることに脱帽しました。
私も結果を急いでしまいがちで、ちょっとうまくいかなければ次にものを作る、という方向に流されがちですが、それではいけないだろうと反省しました。
3.ツꀀ 長年培ってきたバックボーンとなるスキルや人脈がある
当然といえば当然なのですが、30代の働き盛りの我々の何倍も働いてきているわけですから、業種にもよりますが、それなりのスキルとか人脈というものを持っていると思います。Webサービスを立ち上げるうえで利用者に提供するデータやネタ、というところでは長年培ってきたり、勉強してきたノウハウなど、豊富なものを持っているのではないかと思います。
また、今の日本経済の地盤を作ってきたのは我々だ!という自負とパワーは話してみるとすごく強く感じます。
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ここまであくまで私の個人的な予測と見解ではありますが、Web以外でもシルバーの方々だけを使っているラーメン屋が近所にあったり、様々な場面でシルバーの方々はまだまだ生活のためにも働きたいという気持ちが強いのだと思います。
肉体作業は年齢的に厳しければ、コツコツと運営していくようなWebサービスをシルバーの方に運営していただく、というのもまたひとつの道なのかと思いました。