WebサイトにおけるPDFについて

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

こんにちは、石上です。
この1週間でいきなり、年の暮れの雰囲気を感じるようになりました。今回はAdobeのPDFファイルについて話をしたいと思います。
Webサイト以外でも様々なところで色々とお世話になっているPDFファイルですが、今年10年目のファイルフォーマットです。
(ちなみに当社の独自CMS「proG(プログ)」は、PDFはもちろんのことWordやExcelファイルなど様々なファイルのアップロードも簡単にできるCMSです。ご興味のある方は、製品専用サイトを是非ご覧ください)

PDFファイルの主なメリット・デメリット


【主なメリット】
1.ブラウザで閲覧できる
2.Web上からダウンロードして、保存がしやすい
3.セキュリティが高い(閲覧や編集など権限を設けて保護ができる)
4.作りやすい
 ・PC上で印刷に対応したものならば何でも作成できる
 ・スキャナから取りこんだ紙媒体からも作成できる
 ・Microsoft officeから簡単に作成できる

【主なデメリット】
1.ブラウザで開くのに時間がかかる

作成しやすさ、使い勝手などメリットが圧倒的で、デメリットである『閲覧の時間』も容量に注意を払えば特に問題がないですね。
(カタログなど大量のページや写真などの画像を大量に使用したPDFは分割や軽量化の必要がありますが…)

作成する時に注意したいこと

・作成者名に注意
…つい見落としがちですが、作成したドキュメントには作成したPCの作成者名が記録されています。
外部の会社にPDF作成も依頼している場合には注意が必要です。パンフレットや申込書などであれば、それほど気にするレベルの問題ではないと思いますが、CSRなどの機密性・信頼性が重要な資料の場合には注意を払っておきたいところです。
作成者名の確認手順はPDFファイルをダウンロードして、右クリックで「プロパティ」を選択すれば確認することができます。
作成者名以外にも概要などのmetaデータが登録できますので、PDF作成時には注意をすることをお勧めします。

・ファイル容量
…これが一番難しいです。品質(画質)とファイル容量は比例します。
様々な軽量化手段がありますが、Webサイトに掲載するファイルの理想的な容量は数kバイトだと思います。

しかし、パンフレットやカタログなどビジュアルメインの資料ををPDFで掲載する場合には、どうしてもM(メガ)単位になってしまうことが多いと思います。
M(メガ)単位のPDFでは、スマートフォンから3G回線での利用があることを考慮すると厳しい場合がありますので、PDF作成時には容量と画質については検討して、できるだけ軽くした方がよいと思います。
(重すぎて開けない(開くのに時間がかかる)ので、閲覧されなかったという事態になってしまっては意味が無いので…)


PDFはWebでも便利な掲載手段の1つとなっていますが手軽に作れるようになった分、デメリットである「容量」を含めて快適で見やすく工夫・配慮について考えてみてはいかがでしょうか?

執筆者:8bit

関連記事

プログラミング

【PHP】ソーシャルログインに対応したお話(LINEログイン編) ②

前回はLINE Developersでチャネル登録までを行いました。 今回は実際にPHPでログインを実装していきます。 目次1 初期設定を定数にする2 LINE ログインのURLを作成する3 コールバック時の処理4 最後に 初期設定を定数にする 最初にdefineでチャネル登録した情報やAPIのURLを定義します。 メールアドレスを取得したい場合はLINE_SCOPEに「email」を追記してください。 LINE ログインのURLを作成する LINEログインに利用するログイン […]

Webサービス

【PHP】ソーシャルログインに対応したお話(LINEログイン編) ①

今回はLINEログインです。 LINEログインは他のソーシャルログインと違って、電話番号必須なので、ユーザーがアカウントを無限に発行するということがなく、しかもOSに関係なくアカウントを使用できるので、特にB2Cサービスを考える場合には是非導入を進めたいと思います。 逆に法人サービスで使う場合、法人担当者が個人のLINEアカウントを使用することはないと思うので、あくまで個人向けサービスがよいかなと思います。 LINEログインについての概要はこちらに詳しく書いています。 htt […]

プログラミング

【PHP】ソーシャルログインに対応したお話(Apple ID編) ②

目次1 前回のおさらい2 実装に必要な情報3 PHPで実装してみる4 戻り先の処理4.1 composerでライブラリのインストール4.2 処理の説明4.3 実際のソース5 最後に 前回のおさらい 前回は「Appleでサインイン」を実装する前の下準備をまとめました。 今回は実際にPHPで実装をしたいと思います。 なお、ソーシャルログインについて実はFirebase上でできるぽいのですが、今回はそれを使わずに実装したいと思います。 実装に必要な情報 前回Apple Develo […]

株式会社8bit (エイトビット)

東京都目黒区でWebサイト制作、Webシステム開発などを行っております。
コーポレートサイトやWebサービスの企画・提案を得意としており、自社での経験を元にアイデアをカタチにするお手伝いをさせていただいております。

Web制作に関するご相談はお気軽にどうぞ

弊社に制作をご依頼いただく際の費用感をご確認いただける、
見積りシミュレーションをご用意いたしました。